ビルトイン食洗機を後付けする場合の工事代はどのくらい？

皆さんはビルトイン食洗機に興味はありませんか？

現在、手洗いで食器を洗っている場合、食洗機の導入を考えている方もいらっしゃるでしょう。

また現在据え置き型の食洗機を使われている場合、

・もっと大量に食器が入らないだろうか

・もっと静音で稼働する食洗機はないだろうか

・場所を取らずコンパクト収納できる食洗機はないだろうか

などと悩まれる方もいらっしゃると思います。

そんなときにオススメなのが「ビルトイン食洗機」。

今より手間を省いて、まとめて食洗機で洗いたい！と考えている方はビルトイン食洗機を後付けするのがオススメです。

とは言っても、

・いまあるキッチンに後付けが可能なのか

・工事代はいくらなのか

・どのくらい工事期間がかかるのか

などと不安を抱くこともあるでしょう。

確かにビルトイン食洗機を検討していてもまだあまり知らない場合、工事代や期間、そもそも後付けができるのかなど知っておきたいことがたくさんありますよね。

そこで今回は、

・ビルトイン食洗機とは

・ビルトイン食洗機のメーカーごとの特徴

・ビルトイン食洗機のメリット

・ビルトイン食洗機は後付けできるのか

・ビルトイン食洗機は後付けはどこに依頼すべきなのか

・ビルトイン食洗機の工事代

・ビルトイン食洗機は交換より後付けのときに費用が必要になる

・ビルトイン食洗機の取り付けの詳細情報

・ビルトイン食洗機の工事期間

などという情報についてご紹介させて頂きます。

この記事を読めば、ビルトイン食洗機の最低限知っておきたい知識と後付けの工事代などについて知ることができますよ。

ビルトイン食洗機とは

そもそもビルトイン食洗機とは何なのでしょうか。

ビルトイン食洗機は、キッチンの一部にはめ込んでシンクの下に収納することができるタイプのことです。

一方でシンクの脇などに置くタイプのものは、据え置き型の食洗機になります。

ビルトイン食洗機のメーカーごとの特徴

ビルトイン食洗機のメーカーごとの特徴をザックリ見てみましょう。

リンナイ

豊富なサイズがあるリンナイ。

国内唯一のフロントオープンタイプが販売されており、食器の形や大きさなどの自由度が高く大容量なことが特徴です。

パナソニック

ビルトイン食洗機の中でも人気の高いパナソニック。

節水、節電に優れており、エコナビが搭載されています。

三菱電機

洗浄力、節水能力も優れると言われる三菱電機のビルトイン食洗機。

他メーカーよりも抜群に凄いのが静音性。

稼働音は特に静かだと評判です。

ミーレ

ドイツメーカーの「ミーレ」。

ビルトイン食洗機の中でも特に本体価格が高い傾向にありますが、国内では大変人気になっています。

その特徴はデザイン性と耐久性に優れるということ。

デザインは美しく、耐久性が優れており20年は使い続けられると言われています。

ビルトイン食洗機のメリット

ビルトイン食洗機のメリットを見てみましょう。

大容量

ビルトイン食洗機は容量が多く、たくさんの食器を洗うことができます。

平均的な数値ではあるものの、メーカーによって収納量が8人分などという大容量のものもあるために自分の家族構成に合わせて選ぶことができるでしょう。

静音

食洗機は稼働しているときうるさく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

実際、卓上食洗機は設置場所によっては共振があることや35dB〜45dB程度の音が出てしまいますがビルトイン食洗機はそれよりも小さな音で稼働します。

据え置き型と比べてもメリットが多い

ビルトイン食洗機の場合、

・収納されているので目立たない

・据え置き型のように置き場に困らない

・見た目がスッキリしてキッチンに馴染みやすい

・キッチンの場所を取らない

などということから、キッチンの収納スペースを利用できるのがメリットです。

キッチンの調理場に圧迫感がないのは嬉しいですね。

ビルトイン食洗機は後付けできるのか

据え置き型の食洗機だと後付けが簡単に出来そうなイメージですが、ビルトイン食洗機は後付けできるのか悩みますよね。

もしシステムキッチンを導入するときに取り付けるのであれば話は別ですが、後付けは可能なのでしょうか。

その結論として、ビルトイン食洗機は後付けは可能です。

もちろん、サイズなども参考にしながら選ばなくてはいけませんが後付けで取り付けができますから

・据え置き型が騒音で困っている

・もう少し容量の大きな食洗機が良い

・食洗機を目立たないようにしたい

などということを考えている方は、ビルトイン食洗機を検討するのがオススメです。

もしもこれからビルトイン食洗機を後付けしようと考えている場合は、以下のこともチェックしてみてください。

取り付け場所の寸法を知る

ビルトイン食洗機はキャビネットかシンクの下に収納することになります。

もしも取り付け場所の扉が45cmあれば設置することができますが、ない場合は追加工事が必要になるまたは設置が難しい場合もあります。

まずは、取り付け予定の場所の高さや横幅、奥行きは調べておくようにしましょう。

電源の有無を確認する

ビルトイン食洗機はキッチン内部にコンセントが必要です。

分電盤を確認して、食洗機用の電源があれば追加工事は必要ありません。

ビルトイン食洗機は後付けはどこに依頼すべきなのか

ビルトイン食洗機を後付けする場合、自力では取り付けができませんよね。

そういったときに「どこに依頼して取り付けようか…」と迷われるかと思います。

ビルトイン食洗機を後付けする場合に依頼できるのは、

・ビルトイン食洗機を購入した家電量販店

・リフォーム業者

・住宅設備の専門業者

などが挙げられます。

一般的にはビルトイン食洗機を購入した家電量販店やホームセンターでそのまま取り付け依頼をすることが多く、その場で依頼できるのでスムーズに進めることができるでしょう。

しかし、家電量販店やホームセンターで工事依頼をすると下請けの工事業者へ委託されますので仲介手数料などで料金が割高になってしまうこともあります。

そのために料金を抑えてビルトイン食洗機の取り付けがしたいならば、リフォーム業者または住宅設備の専門業者がオススメです。

いずれも直接プロの会社へ依頼する形になるので信用度は高いです。

まずは、お近くのリフォーム業者または住宅設備の専門業者へ見積もり依頼をして実績やサービスの対応度、口コミなどを比較して決めるのが良いでしょう。

リフォーム王国でもお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っておりますので、ご検討の際はお問い合わせください。

ビルトイン食洗機の工事代

ビルトイン食洗機を後付けするとなると、一番気になるのは「費用」ではないでしょうか。

ビルトイン食洗機の相場は約5〜17万円程度で、工事代は5〜20万円が相場になっています。

つまり、本体と工事代トータルすると10〜37万程度になるでしょう。

工事代と本体価格についてはビルトイン食洗機のサイズが大きくなるほど、価格は上昇傾向にあります。

一例を挙げてみましょう。

・ビルトイン食洗機の幅が45cm未満の場合、工事代は3〜6万円程度

・ビルトイン食洗機の幅が45cmの場合、工事代は5~8万円程度

・ビルトイン食洗機の幅が60cmの場合、工事代は8~13万円程度

これらに追加工事があれば、新たに料金が発生する形になります。

サイズやメーカーによって工事代は異なりますがミドルタイプ（浅型）よりもディープタイプ（深型）の方が工事代は高くなります。

ビルトイン食洗機は交換より後付けのときに費用が必要になる

ビルトイン食洗機は後付けで初めて取り付ける場合と、交換によっては工事代が異なります。

ビルトイン食洗機を後付けで工事を行う場合、

・電源を引くコンセント工事

・給水管や排水管の分岐工事

・食洗機用電源工事

・キャビネット交換工事

・キャビネット加工工事

などが必要になることもあります。

もしも給排水配管と食洗機用のコンセントがある場合は工事は必要ありません。

また食洗機の幅は45cmまたは60cmなのですが、キャビネット幅が合わない場合は新たなものを取り付けたりキッチンを加工する工事を行います。

これらに工事代が3〜15万円程度追加として発生することもあります。

ビルトイン食洗機の取り付けの詳細情報

ビルトイン食洗機の後付けでの取り付けをするとなると、工事代がネックですよね。

やはり本体価格も容量によっては高くなりますが、工事代もかかるのがデメリットでもあります。

ビルトイン食洗機を後付けする場合、キッチンの状況などによっても工事代や工事内容が異なります。

そこでここではいくつかのパターンの工事代や工事内容をまとめてみたあと思います。

もちろん一例であり、追加工事で相場より高くなってしまうこともあるため参考程度にお役立てください。

後付けでキッチンにビルトイン食洗機収める場合

こちらはキッチンにビルトイン食洗機が収納できるかどうかで工事代が大きく変わってきます。

もしも導入予定のビルトイン食洗機がキッチンの収納スペースに収まる場合は、基本的な工事のみで後付けが完了します。

そして前述の通り、排水管や給水管の分岐工事があれば追加で1〜2万円程度、コンセント工事があれば2万円程度が追加で必要になります。

そしてもし、ビルトイン食洗機がキッチンの収納スペースに収まらなかった場合。

この場合は切り詰め加工でサイズを合わせるなどの工事が必要になることから2〜5万円程度は追加料金が発生します。

もしも切り詰め加工ができず、キッチンの棚をまるごと交換する必要がある場合は、15〜30万円程度必要になるので注意が必要です。

ビルトイン食洗機のためにキッチン自体を工事しないといけないのであれば、ビルトイン食洗機のメーカーやサイズを変更して現在のキッチンに合うものを選ぶようにしましょう。

海外メーカーのビルトイン食洗機を後付けする場合

ビルトイン食洗機は海外メーカーのものも数多くあります。

例えばドイツメーカーの「ミーレ」。

デザイン性も抜群で20年は使い続けられると言われており、国内でも導入される方が非常に多くいらっしゃいます。

本体価格は30万円〜とやや高めのものになっていますが、サイズは45cm幅や60cm幅のものが多く、基本工事のみで取り付けられるものも多いです。

しかし、海外メーカーは電気プラグの電圧を変換する工事が必要で2〜3万程度追加料金が必要になりますので気をつけましょう。

既存のビルトイン食洗機を交換する場合

これから導入するビルトイン食洗機が既にあるものとフィットしている場合は、工事代が安くなる傾向にあります。

もしも同じメーカーで同じ規格のものならば、ほぼ工事も必要なくそのまま取り付けることができますので工事代は2〜6万円程度で済みます。

もしもメーカーが異なり、サイズが違う場合は加工などが必要になるので追加料金が発生します。

またオプション工事として以下のような工事がある場合も追加料金が必要です。

・化粧パネル　1〜1.5万円程度

・止水栓交換　0.3〜0.5万円程度

・下部収納撤去（ミドルタイプからディープタイプに交換する場合）　0.5〜1万円程度

・下部収納設置（ディープタイプからミドルタイプに交換する場合）4〜5万円程度

・フタや下部収納設置（トップオープンからミドルタイプに交換する場合）　5〜7万円程度

後付けできないことある

サイズがキッチンに収まらず、後付けが難しい場合もあります。

自分でキッチンの状況と判断が難しい場合にはリフォーム業者などで相談し、見てもらうのがオススメです。

ビルトイン食洗機の工事期間

ビルトイン食洗機の工事期間はあまりかかりません。

ビルトイン食洗機の工事期間は、およそ2〜3時間で完了します。

しかし、キッチンの状況や設置状況、間取りや配管状態、ビルトイン食洗機の搬入の作業の状況によっては半日程度必要になることもありますので気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・ビルトイン食洗機とは

・ビルトイン食洗機のメーカーごとの特徴

・ビルトイン食洗機のメリット

・ビルトイン食洗機は後付けできるのか

・ビルトイン食洗機は後付けはどこに依頼すべきなのか

・ビルトイン食洗機の工事代

・ビルトイン食洗機は交換より後付けのときに費用が必要になる

・ビルトイン食洗機の取り付けの詳細情報

・ビルトイン食洗機の工事期間

などの情報についてご紹介させて頂きました。

ビルトイン食洗機は据え置き型の食洗機と比べて性能も高く、静音で稼働するなどメリットが多くあります。

またビルトイン食洗機は後付けも可能ですから、サイズが合っていれば基本工事で済ませることができます。

とは言っても、専門業者でないと他に必要になる工事までは予想することができないためにきちんとリフォーム業者などに調査依頼し、見積もりを作成してもらうこと大切。

もし、現在ビルトイン食洗機を検討されている方は是非今回の工事代などの項目を参考にしてみてください。

リフォーム王国ではお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っております。

もっと詳しく製品のことを知りたい！などご不明な点があればお気軽にお問合せください。