暑い夏がやって来ました。
学校やオフィス、商業施設、飲食店、製造工場などの広い室内であると高温にもなりやすいので「業務用エアコン」を検討される方もいらっしゃることでしょう。
しかし業務用エアコンの設置や買い替えは、まとまった費用が必要になるので「準備をするのが大変」「費用を抑えて導入したい」などと、頭を悩ますこともあるかもしれません。
そんなときにオススメなのが業務用エアコンのリース制度です。
名前でお分かりの通り、業務用エアコンをリースして稼働させるというシステムですが初めて聞く方にとっては、どういったものなのか、そしてメリットについても分からないでしょう。
そこで今回の記事では、
・ダイキンについて
・ダイキンの安心保証リースとは?
・業務用エアコンをリースするメリットとは?
・業務用エアコンをリースするデメリットとは?
・業務用エアコンのリース対象や期間などの詳細
・業務用エアコンをリースする際の注意点
などについてご紹介させて頂きます。
この記事を読めば、ダイキンの業務用エアコンをリースするのに最低限知っておきたい知識や、メリット・デメリットなど詳しい情報を知ることができますよ。
現在、ダイキンの業務用エアコンをリースしたい方は是非ご一読ください。
ダイキンについて
まずはダイキン工業株式会社についての情報を見てみましょう。
ダイキン工業株式会社は、大阪府大阪市に本社があり、170カ国以上の国に事業展開している空調機、化学製品の製造や販売を行う大手メーカーです。
1934年に設立されました。
コーポレートスローガンを「空気で答えを出す会社」としており、エアコンや換気事業で世界トップクラスにあります。
そこまでの高いシェア率を誇るのは、やはり空調の効きやすさ。
ダイキン工業株式会社のエアコンは、冷えやすい・暖まりやすいという機能を追求しており、機能性や高い節電効果、省エネ性能から人気があります。
業務用エアコンの耐用年数は10年が目安と言われていますが、稼働環境やメンテナンス状態によっては、それ以下の年数で壊れてしまうメーカーのものも多くあります。
しかし、ダイキン工業株式会社の業務用エアコンは「耐久性の高さ」でも知られています。
万が一のトラブルや故障があった場合でも、24時間365日体制でサポートしてくれるのも人気の理由の1つでしょう。
ダイキンの安心保証リースとは?
ダイキンの安心保証リースは、どのようなものなのでしょうか。
そもそも業務用エアコンを導入するときの選択肢として購入またはリースの2つがあります。
購入はまとまった費用を支払って本体を購入し、取付工事をすることで使用が可能になります。
一方リースの場合は、業務用エアコンをエアコン企業からリース契約をして「借りる」という仕組みで使うことになります。
この場合は、エアコン本体価格と設置工事費をリースの利率に合わせて毎月支払うことになります。
そのためリース料金は毎月大きな負担になる金額ではなく、一定の費用を準備できれば業務用エアコンをリースすることができます。
後ほど業務用エアコンをリースするメリットはまとめてご紹介しますが、一番知っておきたい魅力だけ先に挙げるならば「初期費用がかからない」という点です。
業務用エアコンの相場は、馬力などにもよりますが「30〜120万円程度」が相場になっており、導入するには本体価格や工事費など少なくても数十万円は必要ということになります。
そこで、リース制度を利用すれば、毎月決まった額を支払うことで業務用エアコンを使うことができます。
稀にエアコンのリースを調べていると、他社メーカーでレンタルという制度を見かけることもあるかもしれません。
「リースとレンタルはどちらも借りるから同じじゃないの?」と思ってしまいがちですが、レンタルは保証金が必要になってしまったり中古のエアコンや年式の古い限られた製品から選ばないといけない場合もあります。
一方で、ダイキン工業株式会社の業務用エアコンのリースであれば、リースという形で最新のエアコンを選んで契約することができます。
業務用エアコンをリースするメリットとは?
毎月の支払いで業務用エアコンをリースできるシステムには、様々なメリットがあります。
それぞれ見てみましょう。
まとまった初期費用が不必要
業務用エアコンをリースする最大のメリットが「まとまった初期費用が不必要」という点です。
業務用エアコンの購入は、本体価格や工事費などが必要になります。
一方でリース契約であれば毎月決まった額を支払うことで使うことができます。
業務用エアコンはオフィス、商業施設、飲食店、製造工場などには必須の機器ですから、開業したばかりであったりすると、まとまった費用が捻出しにくいこともあるでしょう。
そんなときにリース契約をすれば、最新機種の業務用エアコンでもリースすることができます。
もちろん、ダイキンのように稼働効率の良さで知られるメーカーでリース契約をすれば省エネ効果も高く、月々の電気代も抑えられるのが嬉しいですね。
業務の効率が良い
業務用エアコンを購入したら、申告や納付などの償却計算、財務管理、資産管理などの手続きが複雑です。
そんな管理事務処理がリースであれば、そのリース契約をしている会社に任せられるので手間がかからないのがメリットでしょう。
節税対策に有効
業務用エアコンをリース契約すれば、節税対策として期待できます。
まずリース契約であれば、リース会社がエアコンを所有している定義になるため固定資産に含まれません。
また、リース契約は借り入れに該当しないため、銀行の借り入れ枠に影響もありません。
また、リース料金は経費として処理することも節税対策として有効です。
安心保証リースなら修理費が無料になる場合も
エアコンは長期間使っていると、故障や不具合が起きてしまうこともありますよね。
そういったときに修理費がかかってしまうのは、ネックに思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、リース契約をしていれば故障内容によっては修理費が無料になって出費が抑えられる場合があります。
火災・水害・落雷・雪害などの天災や盗難・事故・車の当て逃げなどの損害は動産保険が適用されるので嬉しいですね。
ダイキンの業務用エアコンの安心保証リースについて
修理費の出費が心配な方には、ダイキンの安心保証が付いている「安心保証リース」の契約がオススメです。
リース契約はエアコン以外にもいくつかあり、業務用空調機や業務用給湯機、住設商品の対象商品を複数組み合わせても利用することができます。
安心保証適用項目で無償になるものを詳しく見てみましょう。
圧縮機
全密閉型圧縮機の修復
冷媒系統
現地配管を除く圧縮機・電子膨張弁・熱交換器、およびユニット内配管の修理・修復や膨張弁の修復、その他の冷媒部品(冷媒配管を除く)の修理・修復
保護機器
ヒューズの修復や過電流継電器の修復、圧力開閉器の修復、温度開閉器の修復
電気系統
プリント基板の修理・修復や電磁接触器の修理・修復、温度調節器の修理・修復、補助継電器の修理・修復、基盤の修復、センサの修理・修復、その他電気・電子部品の修理・修復
送風機系統
モーターの修復や軸受ベアリングの修復、Vベルトの修復
以下のものは安心保証適用除外項目(有償)のため注意
・使用上の誤り及び不当な修理や改造により故障及び損傷
・お買い上げ後の取付場所の移動、落下などによる故障及び損傷
・火災・地震・水害・落雷・塩害・有毒ガス(温泉地域設置物件等)・薬品による被害・その他の天災・地変・公害や異常電圧による故障及び損傷
・保証書に保証期間開始日・お客様名の記入のない場合、あるいは字句を書き換えられた場合
・エアコンの運転時間が常時1日12時間を超える場合【安心保証リース・割賦】(例:24時間稼働等)
・住居目的(集合住宅・寮を含む)以外でのご使用の場合【安心保証リース(住設商品)】
・安心保証適用項目以外の修理・部品修復並びに意匠範囲の塗装・メッキ直し・サビ落とし・修理・部品修理・清掃 【エアコン、エコキュート】
・熱交換器の腐食、ケーシング脱落、部品のサビなどの保守・交換・調整修復作業【エアコン】
・熱交換器やエアフィルタなどの洗浄作業【エアコン】
・消耗部品(交換用フィルタ、電池など)の調達及び交換・調整修復作業
・ダイキン製品の標準外部品・機器の修理・修復
・基礎及び架台・電源設備などの付帯設備の修理・修復
・天災地変、火災、争議などに起因して生じた事故の修復作業(注:事故内容により動産保険が適用される場合もあります)
・安心保証対象以外の設備に起因して生じた2次的事故の修復作業
・取り扱い不良に起因して生じた故障の調節修復作業
・保全提案(フィルタや熱交換器の定期洗浄など)するも改善できない事項に起因して生じた故障の修正・修復作業
・修理に伴う建物躯体の修理(天井はがしなど)費用
・室外機の高所設置等におけるクレーン車使用・足場組立など本体修理以外に発生する費用
リモコンを紛失された場合の代替リモコン代金
・その他メーカー保証の規定項目に明記無き事項
・故障修理時に薬品を使用した洗浄を実施した場合の洗浄費用
・故障修理を伴わない洗浄費用(洗浄のみの費用)
・安心保証の対象外商品、設備の修理・修復
※天災や事故による損害については事故内容により動産総合保険が適用される場合がございます。(保険認定に関する査定は損害保険会社が行います)
安心保証リース故障が発生したときの流れ
もしもリースしている業務用エアコンに不具合が発生したときには、三井住友ファイナンス&リースの修理受付窓口「0120-34-4186」へ電話をします。
その際には安心保証リース物件であることを伝えておきましょう。
もしも夜間や休日の場合には、留守電案内でダイキンメーカーサービスの連絡先が伝えられます。
なお、この場合は必ずリース会社の翌営業日に、ダイキンメーカーサービスへ直接修理依頼連絡されたことを、リース会社へお知らせください。
お知らせがない場合、有償修理として処理される場合がありますので気をつけましょう。
またリース期間内に複数回の故障が生じた場合でも、都度、無償修理になります。
業務用エアコンをリースするデメリットとは?
業務用エアコンをリース契約するならば、知っておきたいこともいくつかあります。
中途解約をすると損害額が必要になる
業務用エアコンをリースして、もしも中途解約をする場合には自己負担で損害額を支払わなくてはいけません。
リース会社によって購入した全額が必要になるために、リースの契約期間は月々支払うのが大切です。
もちろん、事業を立ち上げたり開業したばかりのお店にはこのようなトラブルになる機会は滅多とありません。
一方で、工事現場の仮設エアコンなどの短期間で使用が終了するような場合にはリースの中途解約が発生してしまう可能性が高いため契約はオススメできません。
リース契約には事前審査がある
最新機種のエアコンまでリースができますが、もちろんリース契約には事前審査が必要です。
借金があるなどして審査に通らない場合は、リース契約ができなくなってしまいます。
しかし、審査のハードルはそこまで高くないため、業務用エアコンをリース予定の方は申請してみましょう。
所有権はリース会社になる
業務用エアコンのリース契約は、所有権がリース会社となります。
もしも業務用エアコンの契約が満了すると返却します。
しかし、リース契約内容によっては更新して再リースをするという延長も可能です。
もしも7〜8年程度でリース契約をしていたとすると8年目以降は
・新製品にレベルアップさせて最新機種でリースし直す
・再リース契約をして、そのまま同じ物を再リースする
という方法があります。
また買い取りや撤去という選択肢もあるので、契約満了時に相談してみると良いでしょう。
業務用エアコンのリース対象や期間などの詳細
ダイキン工業株式会社の業務用エアコンのリース対象や期間を見てみましょう。
まず、業務用空調機の対象は、
・スカイエア全シリーズ
(対象商品:設備用ZEAS、工場用ZEAS、リモートコンデンサー形標準タイプ)
・中温用、低温用エアコン
・クリスプ
・アウタータワー
・machiマルチ
・うるるユニット(うるるとさららZEAS)
などが挙げられます。
対象金額は「30万円以上」で、リース期間は4~7年になります。
ビル用マルチエアコンの対象は、
・VRV Xシリーズ
・VRV Aシリーズ
・更新用VRV QXシリーズ
・更新用VRV Qシリーズ
・更新用個別運転マルチVe-upQ(クレーンシリーズ)
・GREENマルチ
・マルチキューブエアコン全機種
などが挙げられます。
対象金額は「30万円以上」で、リース期間は5~7馬力限定は7年で、8馬力以上及びマルチキューブエアコン9年になります。
それぞれのエアコンの特徴を見ておきましょう。
スカイエア全シリーズ
店舗・オフィスエアコンに活用できる「スカイエア」シリーズ。
天井埋込カセット形S-ラウンドフロー(360°全周吹き)や、天井埋込カセット形エコ・ダブルフロー、天井埋込カセット形シングルフロー、天井埋込カセット形4方向 (マルチフロータイプ)、天井埋込カセット形ビルトインHiタイプ、天吊自在形ワンダ風流天井吊形天井埋込ダクト形などの形状があります。
中温用、低温用エアコン
食品工場の冷凍ストッカーなどで活用される「中温用、低温用エアコン」。
冷凍冷蔵ユニット(低温用エアコン)や中温用エアコン、中温用エアコン、コンデンシングユニットユニットクーラ、コンシデングユニットユニットクーラ、冷凍プラグインショーケース冷凍ストッカー、冷凍プラグインショーケース冷凍ストッカーなどの製品があります。
クリスプ
工場・作業所などの少人数へのスポット冷房に最適と言われる「クリスプ」。
使いやすさと環境性をコンパクトサイズに凝縮されており、スリムタイプの省スペース設計で設置場所を選ばないのがメリットです。
キャスター付だから移動も簡単で、手軽さのあるエアコンです。
アウタータワー
夏の屋外には、暑さでうまく活用できない空間があるときに使えるのが「アウタータワー」です。
「OUTER TOWER」は、屋外用エアコンとして屋外のイベント会場やショッピングモールの休憩場所、駅のホーム・コンコース、カフェ・レストランのテラス席など、暑さが気になるスペースに冷風を送ることで、人々が気軽に涼を取れる、憩いのスペースへと変えられる便利なエアコンです。
machiマルチ
個室や小部屋が増えつつある、ニューノーマル時代の小容量個別空調ニーズに対応する「machiマルチ」。
多彩な室内機の組合せにより、様々な設置環境に対応しています。
うるるユニット(うるるとさららZEAS)
加湿と除湿ができる業務用エアコン「うるるとさららZEAS」。
温度と湿度を調整し、快適空間を実現します。
VRV Xシリーズ
業界トップクラスのAPF値を発揮する「VRV Xシリーズ」。
「いざ」という時に心強いタフネス設計になっており、地震や猛暑、風にも強いです。
VRV Aシリーズ
外気処理システムとの連動で省エネ性が高い「VRV Aシリーズ」。
VRTsmart制御、消し忘れ防止制御などがあります。
更新用VRV QXシリーズ
最上位モデルの省エネルギー空調システムにスピーディ更新する「更新用VRV QXシリーズ」。
先進の空調システムへの更新で、大幅に消費電力を削減できます。
更新用VRV Qシリーズ
22馬力まで1ケーシングで対応でき、さらに省スペース設置を実現した「更新用VRV Qシリーズ」。
室外ユニットの大きさはそのままに高いAPF値を発揮し、先進の空調システムへの更新で消費電力を大幅に削減します。
更新用個別運転マルチVe-upQ(クレーンシリーズ)
手搬入が可能なコンパクト設計の「更新用個別運転マルチVe-upQ(クレーンシリーズ)」。
軽量で手搬入が可能、コンパクトなのが魅力です。
GREENマルチ
業界初HFC冷媒R32採用の業務用個別運転マルチエアコン「GREENマルチ」。
業務用個別運転マルチエアコンにおいて、R32はオゾン破壊係数がゼロで、地球温暖化係数が少ない冷媒です。
マルチキューブエアコン全機種
大空間の、一人ひとりを快適にしてくれる「マルチキューブエアコン全機種」。
これまでビルやオフィスに比べて空調が難しかった工場などの大空間でも、その人に合わせた1台ごとの温度調節が可能です。
そこにいるすべての人が快適に過ごせる空気環境を提供します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
・ダイキンについて
・ダイキンの安心保証リースとは?
・業務用エアコンをリースするメリットとは?
・業務用エアコンをリースするデメリットとは?
・業務用エアコンのリース対象や期間などの詳細
・業務用エアコンをリースする際の注意点
という情報についてご紹介させて頂きました。
業務用エアコンは設置、更新、増設などまとまった資金が必要なことが大変です。
そこで知っておきたいのが業務用エアコンのリース制度。
業務用エアコンのリースを利用すれば
・月々のお支払いは一定額
・動産保険が適用される
・多額の初期費用が不要
というメリットがあります。
リース契約をすれば少しずつの費用ですぐに最新機種の業務用エアコンが利用できるのは大変嬉しいですよね。
またリース契約であれば火災・水害・雪害・落雷などの天災や、爆発、事故、盗難などによる損害は、 動産保険で保証されます。
月々の支払い業務用エアコンが使えることはメリットがたくさんあります。
・業務用エアコンの費用を捻出できない
・業務用エアコンの入れ替えに臨時休業をしていられない
などという場合には、ダイキンの業務用エアコンリースを利用してみましょう。
安心保証のついているリースであれば何も故障が起きても、安心保証が適用されます。
現在、業務用エアコンの購入を検討している方はリースも検討してみてくださいね。
リフォーム王国ではお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っております。
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