皆さん、最近雨の日が続いていますが、洗濯物は乾いていますか?
部屋干しのにおいが嫌な方や、洗濯物を干すのに時間を取られるのが嫌な方などに乾太くんはおすすめです!
それでは、乾太くんのいいところや使い方、取付方法についてお教えします。
ほかにも、現在もう乾太くんがついている方は取替方法など、工事の費用や流れを見てください!
乾太くんとは?
乾太くんはガス衣類乾燥機です。雨の日でもふんわりと衣類を乾かすことができ、朝昼晩いつでも時間帯を気にすることなく使用することができます。
2019年には過去最高の7万台の売り上げを記録しているRinnaiの人気商品です。
乾太くんは家事を時短化してくれることから、仕事や家事育児で忙しい家庭からの需要が高く、2020年には「日本子育て支援大賞」を受賞しています。多くの子育て世代など「実際に役立った」と評価している方もたくさんいるのではないでしょうか。
乾太くんのメリット・デメリット
乾燥機付きの洗濯機がたくさん普及している中、なぜ乾太くんは人気があるのでしょうか。
まずはメリットとデメリットから見てみましょう。
メリットは?
①早く乾くので家事を時短することができる
乾太くんはガス式の衣類乾燥機です。ガス式乾燥機が電気式乾燥機より何が良いかといいますと、衣服が乾くまでの時間が短いことです。
電気式乾燥機と乾太くんの衣服が乾くまでの時間を比較してみました。
=5キログラム=
電気式:約2時間30分 乾太くん:約52分
=8キログラム=
電気式:約4時間30分 乾太くん:約80分
見ていただければわかるように、乾太くんだと約1/3の時間で衣服を乾かすことができるのです!
ここで、乾太くんすごいと思ったと同時になぜこんなに早く乾くの?と疑問に思った方はいませんか?
乾太くんが早く乾くのには、3つのポイントがあるのです。
・運転開始から数秒で機内の温度が80℃以上に上昇し、温風を出す
・80℃以上の温風が前方から後方へと抜けることで、ドラム全体に温風が広がりやすい
・排湿機能がついているので、、ドラム内に湿った空気が溜まらない
これだけ早く乾いたら、「着たい服があるのに乾いてなくて着れない!」などといった不便もなくなります。
また、なんといっても家事の時間を大幅に短縮することができますよね!
②生乾きがなく、仕上がりがふわふわ
乾太くんは通常の乾燥機に比べて乾燥機能が高いです。通常の乾燥機が乾太くんと同じ時間乾燥機を回した場合、衣服は生乾きの状態になります。
生乾きのままなら、着用時に生乾き臭がして嫌ですよね。
乾太くんはドラム内に80℃以上の温風を出します。ここまで高温になると、においの原因である「モラクセラ菌」など、99%の菌を抑制し、外干しや日光消毒で除去できないにおいも取り除いてくれます。
洗濯回数を重ねていくと、洗濯物がゴワゴワになってしまうことはありませんか?乾太くんは、使い古したタオルでもやわらかく仕上げてくれます。なぜなら乾太くんの強みは、ガスを使って強い温風を出すことによって繊維が根本から立ち上げるから!
そのため、仕上がりは天日干しや電気式乾燥機に比べてふわふわになるのです。
③毎日使用したとしても低コスト
パワフル温風で短時間乾燥の乾太くんですが、性能が良いだけにコストが気になりますよね。
1回の乾燥コストは5kgで63円、8kgで102円なんです!1カ月毎日使用しても5kgで約1950円、8kgで3162円です。
コインランドリーを1か月毎日コインランドリーを使用した場合、約9500円です。(1回の使用に300円程度かかるとして)
コインランドリーと比べてみたら一目瞭然!低コストで経済的に使用することができます。
※ガス料金LPG:5.1円/MJ(石油情報センター平成27年度月次データ平均価格(50m3)データの単純平均より)電気料金25.6円/kWh、60Hzの場合(基本料金は加算せず)条件:実用衣類8kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT-80・標準コース、1日1回使用で算出。リンナイ(株)調べ実用衣類5kg(綿50%、化繊50%)/脱水度70% RDT-54S-SV・標準コース、1日1回使用で算出。リンナイ(株)調べ
④大風量でシワを軽減することができる
乾太くんなら、標準コースの運転でも大風量で一気に乾かすことで、自然とシワが伸び、アイロン掛けの手間が省くことができます。
上の写真を見てください!
1⃣綿35%・ポリエステル65%のシャツ
2⃣シワがつきやすい綿100%
見てもらったらわかる通りシワがつきやすいシャツでもこんなにシワが軽減されています。これは、家事を時短することができて良いですね!
デメリットは?
①初期費用が高い
現在ガスを使用している家でも、ガスコンセントの設置・排湿筒工事がからむため、壁に穴を開け、機器を取り付けるのにガス専門業者の工事が必要となります。
相場は、商品代+取付工事で18万円〜25万円です。
新築や現在乾太くんがついていて取替希望の場合はこれぐらいのお値段ですが、現在お住いの家に新たに取り付けを希望する場合は、もっとお値段が高くなるかもしれません。
②賃貸住宅への導入はできない
乾太くんの設置には排湿筒工事で壁に穴を開ける必要があります。また、専用コンセントの設置のためにガス配管工事もからむので、賃貸にお住まいの方は導入は不可なんです。
賃貸にお住いの方は、電気式乾燥機の導入ですとコンセントにつないで排水ホースを設置したら使用可能です。
また、電気式乾燥機なら、業者を呼ばずに自分で設置することができるので初期費用を安く抑えることができます。
③素材によっては縮む
乾太くんだけでなく、衣類乾燥機全般なのですが、乾燥させる服の素材によっては縮みます。
Rinnaiのホームページにも記載があったので、乾太くんの導入をが検討されている方やご使用中の方は注意してください!
乾燥してはいけないもの: ウール、絹製品、毛皮、皮革製品、タンブラー(回転式)禁止表示、吊り干し・平干しの表示のあるもの(綿・麻の繊維でも少し縮むことがあります。)
乾太くん工事の価格は?
それでは、重要な工事価格についてお教えします!
新築に取付の場合と現在乾太くんがついていて取替希望の場合を見てみましょう。
(概算の相場を提示しています)
5kg
新築:商品代+工事代・・・20~23万円
既設あり取り替え:商品代+工事代・・・18~21万円
5kg DX
新築:商品代+工事代・・・21~24万円
既設あり取り替え:商品代+工事代・・・19~22万円
8kg
新築:商品代+工事代・・・21~24万円
既設あり取り替え:商品代+工事代・・・19~22万円
5kg より8kgの方が商品代が高い分、全体的に金額が高いですね。
工事の流れ
次に工事までの流れについてご説明します。
工事の流れは、新設に新規取付の場合と現在乾太君がついており、取替をする場合で工事工程が変わります。
今回は2通りお教えします!
新設の場合
①現場調査(乾太君の取付場所を選定します)
幅や穴を空ける場所などを事前に工事業者と話し合い、決定します。大体は、脱衣所にある洗濯機の上に設定するのが定番です。
既存の洗濯機の左右に5cm程の隙間があり、設置個所の上部にに障害物などが無いスペースが望ましいです。
万が一左右の隙間が少なかったり、洗濯パンを使用していたり、上方に分電盤や太陽光のシステムが設置していると万が一施工に支障が出る場合がありますので、工事業者とよく相談してみてください。
浴室など高温・多湿の場所には設置しないでください。漏電して感電・機器故障・火災の原因になります。
ガス・電源・アースの確認もします。(ねじ接続タイプもあります)
② 乾燥機本体の離隔距離を確保する
防火および性能確保のため、以下の隔離距離を確保します。
上方:300mm
側方:100mm
後方:45mm
前方:500mm
※メンテンス寸法が上方300mm、側方100mm、後方45mm、前方500mmがとれない場合は本体を取り外してメンテンスをおこないます。
③換気口・給気口の確認
=換気口=
設置場所に窓がある場合は、窓を開けるなどして空気の入替えをします。24 時間換気システムの場合は、運転を「入」にして使用します。
=給気口=
・給気口面積は排湿管の断面積以上にします。
④排湿管工事(排湿筒工事)
排湿管工事は使用可能なものがいくつかあり、以下の通りです。
■排湿管セットを使用する場合(屋外に面した壁に穴をあけて排湿する設置)
■KPパイプを使用する場合(天井裏等、隠蔽部に排湿管を設置する場合)
■排湿ホースを使用する場合(壁に穴をあけない設置)
⑤本体周辺の工事
=ガスの接続について=
ガスの接続については、都市ガスとプロパンガスで違います。ですので、工事業者には前もってガス種を伝えておきましょう。
(衣類乾燥機は、一般的には移動設置形ガス機器ですが、排湿管を固定して使用する場合は常設形ガス機器として扱います。)
=ガス栓の設置=
ガス衣類乾燥機の設置には、設置場所にガス栓が必要になります。設置形態に応じた位置にガス栓を設けましょう。
= 電源コンセント、アース工事=
乾燥機本体に付属されている2mの電源コードの届く範囲に電源コンセントが必要です。また、洗濯機の傍等、水を使う場所に設置するため必ずアース工事を行います。
※ガス管や水道管、電話や避雷針のアース線には絶対に接続しないでください。(法令で禁止されています)
⑥乾太くん本体の設置
ここまで本体の設置をするための工事をたくさんして、やっと本体を取り付けることができます。
取付ができたら試運転をします。
試運転で問題なく運転ができていれば工事完了です!
現在乾太くんを取り換える場合
①古い乾燥機を切断する
古い乾燥機から電源を切断し、排出管を外します。また、ガス管からも切断します。
②新しい乾燥機を設置する
新しい乾燥機の背面には、排出管の接続部分とガス管の接続部分があります。新しい乾燥機を設置する前に、排出管とガス管を適切に接続します。
③排出管を取り付ける
排出管を新しい乾燥機の背面の排出口に接続します。排出管が外れないように、適切に締め付けます。ガス管を接続する ガス管を新しい乾燥機の背面のガス接続口に接続します。
④電源を接続する
新しい乾燥機の電源を接続し、配線を確認してください。電源が正しく接続されていることを確認します。
⑤動作確認をする
新しい乾燥機が正常に動作するかを確認し、問題がなければ工事完了です!
取替の場合は、工事の工程が新規取付に比べて少ないです。
そのため、工事費用も安いです。
乾太くんから乾太くんへの取替工事は基本的に問題なくできます。
まとめ
乾太くんについての説明はいかがでしたでしょうか。
このように性能などを知れば、ぜひ私の家にも欲しい!と思った方も多いと思います。
乾太くんの導入を考えている方は、ぜひ一度工事業者に連絡してみてはいかがでしょうか?
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