家庭ではお風呂・料理・エアコンなど何かと光熱費はかかりますよね。
それなのに、最近電気代が急騰して困っている方いませんか?
少しでも光熱費を安く済ませたい人、取り替えが必要でガスコンロやIHの交換をしようかなと考えている方に!ガスコンロとIHのメリット・デメリットや、工事費用をお教えします!
ガスコンロ
メリットは?
●調理器具を選ばず使用可能
ガスコンロ最大のメリットは、火の強さを直視できるところです。直感的に料理できるので使いやすいという方も多いでしょう。またフライパンをコンロから離してあおることもできます。
●停電しても使うことができる
多くのガスコンロは乾電池で点火するしくみとなっています。そのため、停電中も使用することができます。そのため、災害による急な停電や長時間の計画停電でも、お湯が沸かせたりご飯が炊けたりすることができます。
●火を使っての調理が可能
ガスコンロは火で直接熱するので、鉄やステンレス、ホーロー、アルミ、土鍋など、様々な素材の鍋やフライパンが使えます。種類を問わず使用ができるのは、無駄な出費を抑えられていいですよね!
デメリットは?
●火傷や火災の恐れがある
ガスコンロは火を使うため、周辺のビニール袋や布巾、衣類の袖口などに燃え移ってしまう危険があります。特に小さいお子さまや高齢の方がいるご家庭では、大いに注意が必要になるので、とても心配です。
●キッチンが暑くなってしまう
夏場にガスコンロを使うと、キッチンが暑くなってしまいます。火を使っているので扇風機を回すことはできませんよね。
オープンなキッチンだとリビングやダイニングまでお部屋の温度が上ってしまいます。そのため、エアコンの効きが悪くなり電気代が高くなってしまうなんてことにもなりかねません。
●掃除が大変
ガスコンロを使用中の方は大いに共感できると思うのですが、五徳など構造が複雑なところはお掃除ですよね。
火が当たるので焦げつきもできやすく、キレイな状態を保つにはこまめなお手入れ必要です。また、汚れたまま放置して焦げつきがひどくなってしまうと、つけ置きや煮沸をしたりゴシゴシこすったりと、とても掃除が大変です。
IHクッキングヒーター
メリットは?
●火を使わないので安全
IHは火を使いません。そのため、小さなお子様からご高齢の方まで安心して使うことができます。燃え移りや袖口のもらい火で火傷などといったこともないので、安全ですね。
●掃除がしやすい
これはIHの大きなメリットの1つです。天板がフラットで凸凹がないので、お手入れはさっと拭くだけで大丈夫です。IHならお手入れのストレスや手間を軽減することができます。
●便利な機能
IHは高い熱効率に加えて細かく火力調整をすることができます。
製品にもよるのですが、便利な機能があったので、いくつかご紹介します!
便利機能一覧
・こげつきお知らせ機能
煮込み・煮物調理時のこげつきを検知すると加熱がストップして音声と光るリング・「こげつき」の文字が点滅してお知らせしてくれます。「切り忘れ自動OFF」機能(約45分経過して作動)より、早い段階で加熱をストップできます。
・電源自動OFF機能
IHクッキングヒーターの電源スイッチを入れたまま、一定時間ボタン操作が無い場合、自動でスイッチを切ってくれる機能となります。安全面はもちろん、省エネにも配慮された優れた機能になっています。
・オールロック(チャイルドロック)
オールロック機能をONにしておけば、全てのボタン操作ができなくなります。ロック中は、電源を入れようとしても、天面液晶画面内にマークが表示されるだけですので、お子様が勝手に触って火傷してしまうなどといった事故を防ぐことができます。
この機能は小さなお子様がいる家庭にはとてもうれしい機能ですよね。
・切り忘れ自動OFF機能
料理後や一度違うことをして、スイッチを切り忘れてしまった場合でも、最終ボタン操作から一定時間が経過すると、自動で通電を停止してくれる機能が搭載されています。また、異常検知としてブザーでお知らせもしてくれます。
デメリットは?
●停電したら使えない
IHは停電したら使うことができません。停電に備えて、カセットコンロなどを準備しておくと良いでしょう。またオール電化の場合、太陽光発電や蓄電池、V2Hなどをつけるのもよいですが、どうしてもコストが掛かります。
●直観的に使用することが難しい
IHの製品によっては、ヒーターから鍋を30秒以上離してしまうと電源が自動で落ちてしまいます。
また、なべ底が焦げやすかったり、ヒーターの表面が焦げてしまったりとガスコンロに比べて焦げ付きが早いのがデメリットです。ほかにも IH専用の調理鍋を使わないと発火してしまうリスクがあるので、注意が必要です。
ガスコンロとIHを比較してみた
①熱効率
ガスコンロの熱効率は約40~55%
IHの熱効率は約90%
ガスコンロの熱効率はあまりよくないことが分かります。40~55%ということは半分の熱は逃げています。ガスコンロでの調理中にキッチンが暑くなるのも、熱効率が大いに影響しているのです。
一方、IHは鍋自体を発熱させるしくみなので、熱効率が非常に良いです。食材が温かくなるのもIHの方が格段に早いのです。
熱効率の部分を見てみると、IHの方が光熱費はが安くなると言えます!
②価格
ガスコンロとIHの価格を比べてみました。
取り替えるとなると1番気になるのは価格ですよね?性能によって価格の上下はありますが、平均的に見てみましょう。
ガスコンロ:3~20万円
IH:5~40万円
性能やメーカーにもよりますが、平均で見てみるとガスコンロの方が安いことが分かります。
一般的な相場は、ガスコンロは10万円、IHは15万円ぐらい
しかし、ガスコンロの方が光熱費などのコストが掛かるので、長い目で見たらIHの方が安いかもしれませんね。
③工事費用
ガスコンロやIH、購入したとしても自分で取り替えることは難しいです。
そのため、リフォーム業者に工事を依頼すると思います。ガスコンロとIH、どちらが費用が安く工事ができるのか比較してみましょう。
今回は、リフォーム王国の費用で比較してみました。(どちらも商品代と工事代込みの比較となっています。)
ガスコンロ:18~19万円
IH:13~20万円
工事費用は商品の価格によって値段が上下するみたいです。
工事費のみだとガスコンロもIHも値段は同じです。
工事までの流れ
工事をリフォーム業者に依頼してから施工までの流れをお教えします!
ガスコンロ
①品番がわかる写真・ガスコンロ全体が映る写真(ガスコンロの幅が60cmか75cmかを確認します)・ガス管の写真を撮影し、お問い合わせをする
②業者に見積りをしてもらう
③注文をする
④工事日の調整をする(希望日を3候補日ほど伝えるといいでしょう!)
⑤取付工事
①品番がわかる写真・ガスコンロ全体が映る写真(IHの幅を確認します)を撮影し、お問い合わせをする
②業者に見積りをしてもらう
③注文をする
④工事日の調整をする(希望日を3候補日ほど伝えるといいでしょう!)
⑤取付工事
工事までの流れは基本的に同じです。ガスコンロはガス管の写真が必要ですので、忘れないように気をつけてください!
商品が壊れてしまい、急いで取り替えを希望する場合は早めに問い合わせをしてくださいね。
また、メーカーによっては、商品の納期が遅いものもあります。もし希望のメーカーや製品がある場合は、一度業者に納期を聞いてみてください。
施工の流れ
それでは、どのように工事をするのか、流れをお教えします!
ガスコンロ(ビルトインコンロ)
①簡易養生を行い、まずは、ガス栓を止めてからガス管を外し安全を確認します。
②ガスコンロの天板、コンロの順に丁寧に取り外していきます。
③新しいガスコンロをキッチンに取り付けます。
④ガスコンロ本体を入れ終わったら、グリルの取り付けを行います。
⑤ビルトインガスコンロの天板をキッチン天板に対して水平に設置するため、調整しながらネジ留めし、固定していきます。
⑥排気口部分の部材やごとくなどを取り付けし、設置完了です。
⑦配管を接続し、ガス栓を開けます。
IH
①既存のIHクッキングヒーターを丁寧に取り外していきます。
②既存のIHクッキングヒーターを外した後のキッチン天板の開口部は、油汚れなどがこびりついているので、新しいIHクッキングヒーターをきれいに設置するために、開口部分の汚れや収納上部にたまっているほこりを取り除きます。
③新しいIHクッキングヒーターを開梱し、天板にはめこんで、天板や前面など固定部をしっかりネジ止めします。
ガスコンロからIHへの交換について
近年、ガスコンロからIHに交換をされる方も多いですよね。
ガスコンロからIHに交換するにはどうしたらいいのか、工事までの流れと工事方法をお教えします!
工事までの流れ
工事までの流れは基本的に同じです。
必要な写真が変わるので、お伝えします!
①ガスコンロとキッチン全体が確認できる写真・ガス配管とガスコックが確認できる写真を撮影し、お問い合わせをする
(IH専用のブレーカーがない場合は分電盤とその周辺が確認できる写真・分電盤全体の写真が追加で必要です。家屋の平面図、家屋の平面図があれば送ると工事までがスムーズに進みます。)
②業者に見積もりをしてもらう
③注文をする
④工事日の調整をする(希望日を3候補日ほど伝えるといいでしょう!)
⑤取付工事
工事の手順
①ガスを開栓します
②ガスコンロを撤去します
③IHコンロ用の電気を配線します
④IHを取り付けます
熱源がガスから電気に変わるため、IHコンロを使うための電源を新しく分電盤から配線する必要があります。
IHコンロは照明やコンセントで使用する100Vではなく、200Vの専用回路が必要です。
専用回路は、容量が大きい電気機器を使用する場合に、容量がオーバーしてブレーカーが落ちないようにするために必要な回路です。
分電盤の空き回路を利用して、200Vの専用回路をキッチンまで配線ができると、IHコンロ用の電源の確保ができます。
住宅には電気の供給方法が単相2線式と単相3線式の2つのパターンがあります。
単相3線式であれば分電盤の切り替え作業で100Vから200Vへ変換できるのですが、単相2線式だと追加で電気工事が必要になります。
(追加内容:電柱から3線を引き込み直して、分電盤や電力計を3線対応に交換します。)
まとめ
ガスコンロとIHについて理解していただけましたでしょうか?
それぞれに良い点・悪い点があるので、家族などとよく話し合って取り替えを検討してみてください!
生活に必需品なものですので、より良いものをお得にご利用ください。
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