日本人にとってなじみ深いお風呂。お風呂の時間は至福のリラックスタイムですよね。
お気に入りの入浴剤やバスソルトを入れたり、マッサージをしたり、読書をしたり……。いろいろなことを楽しみながら、お風呂に浸かる方もいるのではないでしょうか?
中には「テレビがあればいいのにな」と考えたことがある方もいるかと思います。
そこで今回は、浴室テレビについて、話していきたいと思います。
・浴室テレビの埋め込みを検討している方
・テレビを見ながらお風呂に入りたい方
・「我が家の浴室に、テレビって付けられるのかな……?」と悩んでいる方
・新しいマイホームに浴室テレビを付けようか悩んでいる方
はぜひ、参考にしてみてください。
そもそも浴室テレビとは?
浴室テレビとはその名の通り、「浴室の中に置くテレビ」のことです。大きく分けると「ポータブル型」「壁掛け型」「埋め込み型」の3種類があります。
ポータブル型の浴室テレビの場合、本体価格がリーズナブルなうえ、電気工事で取り付ける費用もかかりません。壁掛け型の浴室テレビには「後付けできる」「賃貸でも使える」「ポータブル型よりも画面が大きい」というメリットがあります。
ここでは「埋め込み型の浴室テレビ」をメインに、話していきます。
ポータブル型浴室テレビのデメリット
近年ではポータブルタイプの浴室テレビも販売されるようになりました。
確かにポータブルタイプの浴室テレビには、「安い」「持ち運びできるので、お風呂以外の場所でも使用できる」というメリットがあります。
しかし、
・充電する手間がかかる
・映像が途切れやすい
・画面が小さい
・(特にワンセグ型の場合)画質があまり良くない
などのデメリットもあります。
壁掛け型浴室テレビのデメリットは? DIYで取り付けるリスクについて
壁掛け型浴室テレビの場合、壁から外れて落下してしまうリスクがあります。
ただしきちんとした専門の業者に取り付けを依頼すれば、保証してもらえることがほとんどです。
また近年では、壁掛け型の浴室テレビをDIYで取り付ける方法を紹介している、YouTube動画やブログ記事が投稿されています。見たことがある方もいるのではないでしょうか?
しかしDIYに慣れていない素人の方が取り付けを行おうとすると、より落下のリスクが高くなってしまいます。
取り付けはDIYではなく、業者に頼むのが良いでしょう。
埋め込み型浴室テレビをDIYで取り付けるのは大変危険です!
電気工事に詳しい方、勉強した経験のある方の中には、「自分でも埋め込みできそう!」と考える方もいるかと思います。
しかし、埋め込み型の浴室テレビの取り付けは、「電気工事士」の資格を持っている人でないと行えません。
取り付け中に感電・漏電を起こすリスクがあり、大変危険です。埋め込み型の浴室テレビの取り付け・交換は必ず、専門の業者に依頼しましょう!
浴室テレビを埋め込むのにかかる費用
テレビの本体価格や大きさによって異なりますが、商品代+設置費用で「20万円前後」はかかると見積もった方が良いでしょう
もちろん、浴室の状態や配線処理、給湯リモコンの位置、点検口の有無などによって、費用は変わります。
古い浴室テレビを交換して、新しいものを取り付ける場合
「取り外す作業」や、「古い浴室テレビを付ける時に生じた、ビス穴を埋める工事作業」などが追加されます。この場合、取り外した跡が残ってしまう可能性があるため、新しい浴室テレビは古いものよりも、サイズを大きめにすることをオススメします。
外部機器(ブルーレイレコーダーなど)と接続したい場合
専用の配線やコンセントを設置する必要があるため、その設置費用が追加されます。
もちろん外部入力のある浴室テレビでないと、この工事は行えません。
古いユニットバスに埋め込む場合
通常のユニットバスの場合、配線が点検口に集中していることが多いため、工事は比較的簡単になります。しかし、古いユニットバスですと「アンテナ線がない」「配線がバラバラになっている」可能性が高いため、工事費用が追加される可能性が高くなります。
どんなケースでも、まずはきちんとした専門の業者に依頼して、工事費の見積もりを出してもらうことが大切です。見積もり料金をチェックして、「思った以上にお金がかかる……」「工事の規模が大きいな」と思った場合は、ポータブル型や壁掛け型の浴室テレビも検討してみましょう。
浴室テレビの埋め込みができる家の条件
初めて浴室テレビを取り付ける方は、まず以下に当てはまっているかどうかをチェックしてましょう。
・賃貸ではなく一軒家に住んでいる方
・ユニットバスである
・お風呂の天井に、専用ケーブルを通せる点検口がある
・新築の一軒家を建てようか検討している
賃貸物件やマンションなどの集合住宅に住んでいる方の場合、規約上後付けできない可能性があります。その場合は埋め込み型ではなく、ポータブル型の浴室テレビや、壁掛け型の浴室テレビをオススメします。
浴室の点検口が必要な理由ですが、専用ケーブルを点検口から通して、テレビ本体へ繋げないといけないからです。
ただし浴室に点検口が付いていなくても、工事を追加すればテレビを付けられる可能性もあります。
上記に当てはまっていない方でも、諦めずに一度、業者に見てもらうようにしましょう。
浴室テレビのメリット
お風呂に入る習慣ができる
忙しい時はお風呂に浸からず、「シャワーでいいか……」と思ってしまいますよね。少し浴室テレビの話からは逸れてしまいますが、お風呂に入ると、以下のような効果を得ることができるのです。
・毛穴が開きやすくなるため、身体の汚れが落ちやすくなる
・副交感神経が刺激されることで筋肉がゆるみ、身体のコリがほぐれやすくなる
・睡眠の質が良くなる
・血液やリンパの流れが良くなることで、疲れが取れやすくなる
・冷え性や夏バテが改善される
など
しかし、今までシャワーで済ませてきた方にとって、手持ち無沙汰で湯船に浸かることはかなり難しいことかと思います。
浴室テレビがあれば、お風呂に浸かりながらお気に入りのテレビ番組や動画が見れるので、お風呂の習慣が作りやすくなります。
浴室テレビの取り付けをきっかけに、お風呂に入る習慣も作ってみませんか?
お風呂嫌いな子がお風呂に入ってくれるかも!
子育てに励むお母さんにとって、お風呂嫌いな子をお風呂に入れさせることはかなり大変ですよね。「アレコレ試行錯誤したけれど、どうしても嫌がってしまう……」「なかなか入ってくれなくてイライラしてしまう」と悩む方は多いのではないでしょうか?
浴室テレビがあれば、お子さんの好きなテレビ番組を流すことができます!
お子さんが「お風呂の時間=楽しい!」と思えるようになるきっかけ作りとして、浴室テレビはオススメできます。
家族とテレビのチャンネル争いをしなくて済む
家族の見たい番組がバラバラになると、どうしてもチャンネル争いに発展しやすくなりますよね。チャンネル争いでケンカになったり見たい番組が見れなくなったりするのは辛いことです。
そこで、浴室テレビの出番です!
浴室テレビでしたら一人ひとり、ゆっくりと見たい番組を見てリラックスできます。仲の良い家族でも、一人ゆっくりと過ごす時間はとても大事です。
また、ご自宅でゆっくりリラックスできる時間が持てると、疲れも取れやすくなるため、仕事や勉強、家事にも余裕を持つことができるようになります。
一人の時間を作るためにも、ゆっくりとテレビを楽しむためにも、ぜひ浴室テレビを検討してみませんか?
浴室テレビのメーカーについて
浴室テレビを生産・販売しているメーカーはいくつかありますが、特に人気なのは下記のメーカーです。
・リクシル(LIXIL)
・ツインバード(TWINBIRD)
・リンナイ(Rinnai)
・ノーリツ(NORITZ)
・パナソニック(Panasonic)
ちなみに、パナソニックは浴室テレビよりも、ポータブル型浴室テレビである「プライベート・ビエラ」の方に力を入れているため、埋め込み型浴室テレビの種類はそこまで多くありません。
選ぶポイント
画面の大きさ・音質・画質
浴室テレビを初めて購入される場合、まずは画面の大きさや音質、画質を決める必要があります。以下のように、ご自身の使い方に合ったものを選んでみることをオススメします。
(例)
半身浴しながら映画をゆっくり見たい:大画面でかつ高画質なもの
音楽番組や好きなバンドのライブ映像を楽しみたい:音質が高いもの
もちろん、画面のサイズが大きくなるほど、音質と画質が良くなるほど、お値段も高くなっていきます。高いお買い物になりますので、じっくり家族やパートナーと話し合っていきながら購入しましょう。
防水機能の高さ
「防水機能の高さ」は、浴室テレビを購入する重要なポイントです。防水性能は「IPX○」のように表されます。○○に入る数字が大きくなるほど、防水性能が高くなります。必ず数字を確認してから、購入しましょう!
お風呂で使う防水テレビの場合、少なくともIPX6(シャワーの水しぶきを防ぐことができる)の製品をオススメします。
IPX7(水深1mまで、水没30分までの浸水なら防ぐことができる)やIPX8(水没しても、有害な影響を与えるほど機械内部に浸水しない)ですと、より安心できるでしょう。
またリモコンで操作するタイプの浴室テレビでしたら、リモコンの防水性能も事前に調べておきましょう。
インターネット接続に対応しているか
「テレビ番組よりも、インターネットで配信されている動画を見たい!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Wi-Fi・LANケーブルと接続できるものや、動画配信サービスが利用できる商品でしたら、お風呂に入りながらYouTubeやNetflix、Amazonプライムなどの動画も楽しめます!
地デジ対応・ワンセグ対応
地デジ対応
地デジ対応の浴室テレビですと、7型~22型まで、いろいろなサイズの商品を選ぶことができます。ワンセグ対応商品よりも高画質なので、美しい画面を楽しんだり、字幕やテロップをはっきりと読んだりすることも可能です。
また商品によっては、BS・110度CSデジタル放送に対応しているものもあります。サッカーなどの試合中継やドラマなど、あらゆる番組を楽しみたい方にはオススメできる商品でしょう。
ただし、「価格が高い」「工事費が追加される」といったデメリットもあるため、事前に見積もりを出して確認してみることをオススメします。
ワンセグ対応
「地デジ対応と比べて、かなりお値段が安くなる」というメリットがあります。
しかし「画面サイズが小さい商品が多い」「画質が劣る」というデメリットもあり、字幕やテロップの文字が読みにくかったり画面がぼやけて見えたりします。
DVD対応機能
浴室外にあるDVDプレイヤーと接続することで、お風呂の中でもDVDを見ることができる機能です。好きなアニメや映画、映像を見たい方にオススメします。
デジタル番組表
浴室テレビの画面で、最新の番組表を確認することができる機能です。最新の番組をチェックしたい方にオススメします。
オフタイマー機能
一定の時間が経過すると、自動的に電源がオフになる機能です。「うっかり電源を消し忘れしてしまう……」という方にオススメできます。
まとめ
今回は、
・浴室テレビのメリット
・浴室テレビの設置にかかる費用
・ご自宅が浴室テレビの設置条件に合っているかどうか
などについて、解説してきました。
浴室テレビは各メーカーによって機能が異なるので、じっくりご家族やパートナーと検討してから購入することをオススメします。
リフォーム王国は、「お客様目線を第一に」をモットーにしながら、商品選定から施工まで幅広くサポートしております。
「浴室テレビを埋め込みたい」
「この商品が気になるんだけど……」
「うちにはどの商品が合うのか分からない」
などのお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
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