節電するなら覚えておくべきリフォームのポイント

  • 2023.06.15
  • ZEH
節電するなら覚えておくべきリフォームのポイント

皆さんは、日頃の生活で「節電」を意識していますか?

近頃は色々なものが高くなっているので、以前よりも光熱費の支出が増えたという方も多いことでしょう。

「我慢をする生活」をして、エアコンを我慢したり、テレビのプラグを抜いて見なかったり…など、無理な生活をしていませんか?

 

そういったものは、長くは続かすストレスにもなってしまうので、なんとか対処したいことでしょう。

 

そんなときに、快適な暮らしを求めてリフォームをすることで、無理のない生活で節電することができると言われています。

では、具体的にはどのようなポイントや特徴があるのでしょうか。

 

そこで今回は、

・私たちの暮らしで、どんな消費電力が多いの?

・毎月の電気代は、どのくらい?

・我慢せずに節電するには、どうすべきなのか

・節電するなら覚えておくべきリフォームその1.エアコン

・節電するなら覚えておくべきリフォームその2.エコキュートや電気温水器

・節電するなら覚えておくべきリフォームその3.内窓(インプラス)

・節電するなら覚えておくべきリフォームその4.太陽光発電システム

・節電するなら覚えておくべきリフォームその5.蓄電池

などについてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、節電するために最低限知っておきたい知識、リフォームのポイントなど詳しい情報を知ることができますよ。

 

現在、リフォームをして節電がしたい!と、気になっている方は是非ご一読ください。

 

目次

私たちの暮らしで、どんな消費電力が多いの?

私たちが1日24時間、住宅で生活していると、どのようなものにどれだけ消費電力を使っているのか気になりますよね。

季節や時間帯で使っている消費電力の推移を知ることができれば、電気代の節約にも役立てることができます。

では、どのような家電製品が消費電力を使っているのでしょうか。

 

代表的な家電製品のそれぞれの消費電力

私たちの生活には、電化製品が欠かせない存在です。

しかし、どの電化製品が消費電力が多いかなんてそこまで考える機会はなかなかありませんよね。

 

まず、日々の暮らしの中で特に使っている家電製品は、テレビや冷蔵庫、エアコン、洗濯機、照明、電子レンジ、ドライヤー、掃除機などが挙げられます。

 

その中でもいつも使っている冷蔵庫や、季節によってはつけっぱなしになるエアコンが電気代の大半を占めているのです。

 

消費電力の一例を詳しく見てみましょう。

・テレビ42型 200〜500W

・冷蔵庫450L 250〜500W

・エアコン10畳用(冷房) 580W(稼働時1400W)

・エアコン10畳用(暖房)  660W(稼働時2200W)

・扇風機 50W

・洗濯機 500W

・照明 LEDの場合 10W

・電子レンジ30L 700〜1500W

・ドライヤー 1200W

・掃除機

・食器洗い乾燥機 700〜1000W

・掃除機200〜800W

・ノートパソコン 30W

となっています。

 

電気代の高い家電製品は?

上記のものを見てお分かりになると思いますが、家電製品は冷蔵庫やエアコンが圧倒的に消費電力を占めています。

もちろん、テレビなども消費電力が高めではありますが、一日中使っていることが多いものの消費電力が大きくなります。

 

そのため、一日中使っているエアコン、冷蔵庫、そして照明器具やテレビなどが生活の大半の消費電力を占めています。

 

毎月の電気代は、どのくらい?

毎月の支出の大半を占める光熱費。

近頃、電気代が高騰していることもあって気にしている方も多いのではないでしょうか。

 

「自分の家は平均なのだろうか?」という疑問を抱かれる方も、いらっしゃると思います。

実際に世代別や家族構成、住んでいる地域によって電気代は違いますがエアコンの稼働が多くなる時期の、世帯数に応じた電気代の相場を見てみましょう。

 

・1人暮らしの場合の電気代平均「6,000〜11,000円」程度

・2人暮らしの場合の電気代平均「8,000〜16,000円」程度

・3人暮らしの場合の電気代平均「10,000〜20,000円」程度

・4人暮らしの場合の電気代平均「12,000〜24,000円」程度

・5人暮らしの場合の電気代平均「15,000〜29,000円」程度

 

この平均と比べて、皆さんの電気代はどうだったでしょうか?

住んでいる環境や地域、ライフスタイルなどに〜って変動すると思いますが、ざっくりとイメージができたところで、どのように我慢せずに電気代を節電するべきなのかを見ていきましょう。

 

我慢せずに節電するには、どうすべきなのか

電気代を下げようと、無理に我慢をする生活は長続きしませんよね…。

では、快適に過ごせるようにするために、どのようにすれば良いのでしょうか。

 

その結論は、

リフォーム王国

・消費電力の抑えられる最新家電にする

・節電目的のリフォームをする

という2点が挙げられます。

それぞれ詳しく見てみましょう。

 

消費電力の抑えられる最新家電にする

近頃、電気代が高騰しており、それをきっかけに家電製品を見直すご家庭が増えています。

消費電力の大半を占めるエアコンや冷蔵庫、照明器具、テレビなどはここ数十年で省エネ化が格段に進みました。

耐久年数を経過しているエアコンなどは、稼働効率が悪く、つい強めにつけてしまいがちです。

そういったものを最新のものに買い換えれば、消費電力がグッと下がる可能性があるのです。

また照明も同じです。

白熱電球よりもLEDにする方が消費電力が下がる傾向にありますから、節電をするために見直すのが1つの手段でしょう。

 

節電目的のリフォームをする

家電製品を最新のものにして、省エネ効果を意識するのも1つの方法です。

しかし、他にも節電目的のリフォームをするという方法もあります。

リフォームと言っても大規模な工事ではなく、住宅の消費電力を抑えるために、一部の見直しをするということが当てはまります。

このように、家電製品を見直して交換したり新たに設置することで、節電効果が見込めます。

では、具体的にどのようなことができるのでしょうか。

それぞれ見てみましょう。

 

節電するなら覚えておくべきリフォームその1.省エネ性能の高いエアコンにする

「省エネ性能の高いエアコン」とは

近頃のエアコンや冷蔵庫などの家電製品には、省エネ性能の表示が義務付けられています。

とは言っても、各メーカーが省エネ性能を搭載して製品を販売していて、どれが良いのか迷ってしまうこともあると思います。

そういったときには★で示されている、多段階評価で比べると理解がしやすくなるでしょう。

この表し方は、省エネ基準達成率のことで、設定してある省エネ性能目標基準をどれだけ達成しているかを示したものです。

星が多いほど、省エネ性能が高いということになります。

 

また、「どうして省エネ性能の高いエアコンに変えるべきなのか?」と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

省エネ性能の高いエアコンは、消費電力量が下がるために電気代を抑える効果があります。

例えば、2007年に販売されていた6畳用のエアコンの消費電力がおよそ「670kWh」程度でした。

それが2022〜2023年の最新式のものにすると、6畳用のエアコンの消費電力がおよそ「590kWh」程度となっています。

このように、10〜15年程度でエアコンの技術の進歩によって、グッと電気代を抑えることができるようになりました。

 

省エネ性能の高いエアコンの特徴

省エネ性能の高いエアコンには、どのような特徴があるのでしょうか。

最近のエアコンは、お部屋を快適に過ごしやすい温度にするための機能が充実しています。

 

例えば人感センサーによって自動運転したり、AIが部屋の温度を管理して快適な温度に変更するなどの学習機能もあります。

また、最近では冷暖房だけでなく加湿機能や除湿機能が搭載されたモデルも販売されています。

リフォーム王国

 

省エネ性能の高いエアコンの仕組み

エアコンは、ヒートポンプの内部にある冷媒を圧縮して温度を上げたり、膨張させて温度を下げたりしています。

最新エアコンは熱リサイクル方式やインバーター運転などの技術の進歩によって、省エネ性能が高くなりました。

 

省エネ性能の高いエアコンのメリット

省エネ性能の高いエアコンのメリットは、やはり電気代の節約になるということです。

古いモデルのエアコンよりも確実に省エネ性能が高いことから、消費電力も少なくなります。

販売されているモデルによって消費電力は異なり、数値が低いほど電気代が安くなるので、購入前にエアコン本体や説明書で確認しておきましょう。

 

また電気代の節約だけでなく、最新家電だと機能も充実していることがメリットです。

最近のものでは、AI検知による自動温度調整や換気・加湿・除湿などの機能を搭載したものも販売されています。

エアコンに利便性を求めるならば、最新式の省エネ性能の高いエアコンを導入しましょう。

 

省エネ性能の高いエアコンのデメリット

省エネ性能の高いエアコンにデメリットはあるのでしょうか。

唯一のデメリットを挙げるとすれば、「エアコン本体の価格が高い」ということです。

エアコンは、価格の幅が大きいため、つい買い替えを躊躇してしまうかもしれません。

しかし、最新式の良い機種ほど省エネ性能は高く、年間のランニングコストが下がります。

そのため、毎月の電気代を見直すためには初期投資と考えるべきかもしれません。

 

省エネ性能の高いエアコンが向いている人

・エアコンをつけっぱなしにする(稼働時間が長い)

・毎月の電気代が高い

・エアコンのモデルが古い

・使っているエアコンに不具合がある

・充実した機能を求めている人

 

省エネ性能の高いエアコンの費用の相場について

エアコンと言っても3〜30万円くらいのものまで、幅広い価格のものが販売されています。

エアコンの価格が異なるのは、機能性や省エネ性能、対応畳数などです。

大体の相場ですが、省エネ性能の高いエアコンは、

・6畳用で6〜8万円

・8畳用で7〜9万円

・10畳用で8〜10万円

・12〜18畳用で10〜15万円

・20〜26畳用で16万円〜

くらいになっています。

ちなみに、取り付け工事費用の相場は1〜2万円程度です。

もちろん、取り付ける工務店や工事内容、地域によっても価格は異なりますので事前に見積もりをとることが大切です。

リフォーム王国

 

賢くエアコンを使うには?

エアコンの省エネ性能を最大限に活用しつつ、節約を意識したいのであれば、

・設定温度は控えめにする(冷房の場合28℃、暖房の場合20℃程度)

・エアコンフィルターは定期的に手入れする

・使わないときには電源を切る(長期外出時はプラグを抜く)

・扉を開けるなどして使用台数を減らす

ということを意識して使ってみてください。

 

エアコンの寿命はおよそ「13年程度」です。

とは言っても、メンテナンス不足や使い方によっては10年未満で故障してしまうという可能性もあります。

冷暖房の効きが悪くなってきたり、水漏れ、異音などがあれば早めの交換が推奨されます。

 

節電するなら覚えておくべきリフォームその2.エコキュートや電気温水器を設置する

「エコキュート・電気温水器」とは

エコキュートは上手く活用すれば、ガス給湯器よりも光熱費を抑えられる家庭用給湯システムです。

省エネ性能も高いことから、エコロジーの「エコ」と給湯をもじった「キュート」を組み合わせて、エコキュートという名前になりました。

ヒートポンプ技術によって空気の熱を使ってお湯を沸かすもので、正式名称は自然冷媒ヒートポンプ給湯機と言います。

 

電気温水器もエコキュートと同様に、割安な深夜電力を使って夜間に高温の温水を沸かす電気機器です。

貯湯タンクに蓄えておくことで、翌日に台所やお風呂場、洗面台などで使うことができます。

 

エコキュートや電気温水器の特徴

エコキュートや電気温水器は、光熱費を抑えられるのが最大の特徴です。

どちらも安い夜間電力を使って、夜の間にタンクへ水を沸かして、翌日に使うことができます。

そして、どちらの機器も環境に優しいです。

エコキュートは大気の熱を使ってお湯を作ります。

私たちの暮らす家庭では、電気を発電するために多くのCO2を排出しており地球温暖化へ悪影響を及ぼしています。

しかし、エコキュートでは電力の消費量を減らすことができるのでCO2排出量がグンと減っています。

また電気温水器は、燃焼機構がないために二酸化炭素は発生しないのが特徴です。

そのため、ガス漏れなどといった心配もなく安全性が高くなっています。

 

エコキュートや電気温水器の仕組み

エコキュートや電気温水器は、安い電気代でお湯を作る機器です。

しかし、それぞれの仕組みが異なっています。

 

エコキュートは、ヒートポンプと貯湯タンクからできています。

ヒートポンプはエアコンでも使われている技術と同じように外の熱を吸収する機械です。

エコキュートの場合、ファンを回転させて外の熱を取り込み、冷媒を圧縮させることで90度程度の熱いお湯を作り出します。

そして沸かしたお湯を熱交換機器を介してタンクの水を温めて、冷媒を膨張弁で膨張させて低温にし、貯めておくのが貯湯タンクです。

つまりエコキュートは空気の熱を圧縮してお湯を作り出し、タンクに貯めておくという仕組みになっているのです。

これがあればお風呂を沸かしたり追い焚きするだけでなく、台所や洗面台などでお湯を使うことも可能です。

 

一方で電気温水器は、お湯を沸かす基本的な仕組みがエコキュートとは違います。

電気温水器はヒーターが貯湯タンクの中に内蔵されており、そこを電気の力でヒーターを温めて貯めた水をお湯にするという仕組みになっています。

 

エコキュートや電気温水器のメリット

エコキュートや電気温水器のメリットは、光熱費が安くなる点です。

いずれの機器も、光熱費を抑える目的で導入される人が多くなっています。

夜間電力をうまく使う機器は電気代を抑えてお湯を作れることや、電気を使ってお湯を作るのでガス代もかからなくなることが魅力です。

 

他にも災害時にも使えることがメリット。

地震などの災害でガスが止まってしまって

・お風呂に入れない

・お湯が使えない

などと不便な思いをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

エコキュートや電気温水器の場合は電気や水が止まってしまったとしても貯湯タンク内にお湯があれば、断水時にも非常用水栓から水やお湯を取り出すことができます。

 

またエコキュートや電気温水器は国や自治体が、補助金制度を実施している場合もあります。

もしも実施地域であれば、お得に導入することができるでしょう。

 

エコキュートや電気温水器のデメリット

エコキュートや電気温水器のデメリットとしては、初期費用がかかるという点です。

しかし、電気代やガス代などが今後安くなることを思えば、初期投資と考えるべきかもしれません。

また、他にも

・湯切れを起こすと、お湯を使うのに時間がかかる

・湯切れを繰り返すと、電気代が高くなる

・設置スペースが必要

などといったことがネックになる人もいるようです。

湯切れを日中にしてしまうと、お湯の沸き増しが必要になってしまいますが、お湯が足りないと感じたときには前日の夜に多めに沸かしておけば対策することが可能です。

設置スペースが必要になることは確かにその通りですから、事前に専門業者に調査へ来てもらってスペースがあるかを確認しておきましょう。

 

エコキュートや電気温水器が向いている人

・光熱費を抑えたい

・夜間電力でお得にお湯が使いたい

・災害などに非常用水を確保したい

・電気代やガス代が高い人

 

エコキュートや電気温水器の費用の相場について

エコキュートは、本体がおよそ「20〜50万円程度」になっています。

これらはタンクの形状や容量によって、価格に差があります。

そして、基礎工事や電気工事など標準工事に10〜20万円程度必要になるでしょう。

 

電気温水器については、本体が「10~25万円程度」になっています。

取付工事などの相場はおよそ7〜13万円程度になっています。

 

節電するなら覚えておくべきリフォームその3.内窓(インプラス)にする

「内窓(インプラス)」とは

インプラスとは、LIXILという的サッシメーカーの販売しているリフォーム窓サッシのことです。

リフォーム窓サッシと言っても大掛かりな工事をするわけではなく、いま取り付けている窓の内側に新たな窓を取り付けて二重構造にするものです。

それがあれば外窓とインプラスの隙間に空気層ができて窓の気密性を上げることができます。

 

内窓(インプラス)の特徴

内窓(インプラス)は、防音効果や断熱、省エネ効果を発揮するのが特徴です。

また、断熱効果があることから室内と外の温度差が大きくなってしまっても結露の発生を抑える効果があります。

それにより、窓の結露によるカビなどを防ぐことも可能です。

 

内窓(インプラス)の仕組み

内窓(インプラス)の仕組みは、いま取り付けられている窓のお部屋側に二重サッシを後付けします。

その内窓が、気密性を高めてくれるのです。

 

内窓(インプラス)のメリット

内窓(インプラス)には、「断熱効果」「結露軽減」「遮音効果」「UVカット」「侵入抑止効果」「経済性」の6つのメリットが挙げられます。

内窓(インプラス)は気密性が優れた構造になっていることから、外の冷たい風や暑い空気が部屋に入ることはありません。

それにより断熱効果が優れています。

また、既にある窓とインプラスの間に空気層があることから、外との温度差を抑えて結露も防ぎます。

そして二重サッシということで気密性が高いことから音の侵入がしにくく、防音効果は高くなっています。

日差しも入りにくく、侵入抑止効果もあるのでありがたいですね。

また、外気の温度の影響を受けにくいことから、エアコンの温度を保てるのがメリット。

電気代も抑えることができるでしょう。

 

内窓(インプラス)のデメリット

内窓(インプラス)のデメリットとしては、開閉を手間に感じるということが挙げられます。

侵入抑止効果は高いですが、窓が2つあるので換気をするときなどに二重になるのが手間に感じるかもしれません

あとは、お手入れの手間です。

汚れるのは窓の外側のみではありますが、細かな窓ガラスと窓サッシのお掃除までしようと思うと、少し面倒に感じるかもしれません。

 

内窓(インプラス)が向いている人

・電気代を抑えたい

・断熱効果を期待したい

・結露を発生させたくない

・UVカット効果が窓に欲しい

・住宅での犯罪(侵入)を抑止したい

 

内窓(インプラス)の費用の相場について

内窓(インプラス)の費用の相場は、およそ「3〜7万円程度」になっています。

内窓リフォームでは窓枠と窓ガラスの費用、リフォーム費用が必要にかります。

しかし、既に取り付けられている窓を外したりする必要がないことや、インプラスは経済的な価格で、さらに短時間で取り付けられるのが魅力になっています。

 

節電するなら覚えておくべきリフォームその4.太陽光発電システムを導入する

「太陽光発電システム」とは

「太陽光発電システム」とは、太陽から降り注ぐ光のエネルギーを、太陽光パネルによって吸収することで、光エネルギーを電気エネルギーに変換して家庭で使うものです。

太陽光発電システムは小規模な家庭向けのものや、事業者向けの産業用のものまで多岐にわたって種類があります。

 

太陽光発電システムの特徴

太陽光発電システムは、火力発電のような二酸化炭素の排出がなく、地球温暖化に考慮したシステムです。

人と地球を考えたエネルギーとして注目されており、再生可能エネルギーの代表格になっています。

 

太陽光発電システムの仕組み

シリコン半導体に光が当たって電気が作られる現象を利用して、太陽の光を太陽電池によって電気に変換させる発電方法です。

 

太陽光発電システムのメリット

太陽光発電システムのメリットとしては、「電気代の節約になる」「電気代高騰の影響がない」「停電などの災害時に使える」「蓄電池の併用で賢く活用」などが挙げられます。

まず、太陽光発電システムを導入すると、電気を自分の家庭で作り出して使うことができるので、電気の自給自足をすることができます。

それにより、電力会社から電気を買う必要もなく電気代の節約に繋がります。

また近頃は、電気代が高騰していますが、その影響も受けないことがメリット。

太陽光発電システムの電気を蓄電池などに貯めておけば、停電などが発生しても一定期間電気に困ることなく使うことができます。

自治体によっては補助金を実施しているところもあるので、お得に導入できる場合もあります。

 

太陽光発電システムのデメリット

太陽光発電システムのデメリットは、やはり設置費用が高いことです。

太陽光発電システムは大型のシステムになりますので、パワーコンディショナーを設置する場所と費用がかかるのは事前に把握しておかなくてはいけません。

また、定期的にメンテナンスをする必要があること、災害などが発生すると故障してしまうこともデメリットでしょう。

太陽エネルギーが必要ですから、日照不足が続くとエネルギーが貯まらないこともあります。

 

太陽光発電システムが向いている人

・電気の自給自足がしたい

・電気代を節約したい

・停電に備えたい

・日射量が多い地域に住んでいる

・自然災害が少ない地域に住んでいる

 

太陽光発電システムの費用の相場について

太陽光発電システムの費用の相場は、システムの容量により異なります。

家庭に最適な容量である4kW台だとすると、設置の相場は「100〜200万円程度」になっています。

 

節電するなら覚えておくべきリフォームその5.蓄電池を使う

「蓄電池」とは

蓄電池は、充電をすることで何回も使える電池のことです。

身近なもので言えば、EVカーやスマートフォンのバッテリーなどもこの二次電池によって使われています。

 

蓄電池の特徴

家庭用蓄電池は、太陽光発電システムと併用して使うことができます。

例えば、天気の良いときに太陽光発電システムによって電気を作ったものを蓄電池に貯めておけば、夜間や雨天などで光エネルギーがないときに電気が使えるようになります。

また、蓄電池に電気を貯めておけば、停電時にも利用ができるので備えたい人には大変人気があります。

 

蓄電池の仕組み

蓄電池は、マイナス極に電解液に溶けやすい金属があり、プラス極に電解質に溶けにくい金属があります。

そしてマイナス極の金属が溶けて電子が発生し、それがプラス極に流れることで、電気が発生して放電される仕組みになっています。

 

蓄電池のメリット

蓄電池のメリットは、「電気代の節約になる」「停電時に活用できる」ということが挙げられます。

蓄電池は太陽光発電システムと組み合わせることで、電気を貯めておくことができるようになります。

そうすると、電気代の節約になったり停電時にも活用できるという魅力があります。

また太陽光発電システムがない場合でも、割安な深夜の時間帯に電気を貯めておき、単価の高い日中に使うと電気代の節約になります。

 

蓄電池のデメリット

蓄電池のデメリットは、初期費用の高さと、電気を貯める容量が挙げられます。

蓄電池もやはり、安いものではありませんから初期費用は必要になります。

また、蓄電池は容量がそれぞれあり、電気を貯められる量に限りがあるのもデメリットでしょう。

 

蓄電池が向いている人

・太陽光発電システムを導入している

・電気代の節約がしたい

 

蓄電池の費用の相場について

蓄電池の費用は、「100〜250万円程度」が相場となっています。

設置する容量が大きいほど、高くなる傾向にあります。

ですが太陽光発電と同時に活用すれば、発電した電気を自家消費するなどして経済的なメリットは大きいですよ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・私たちの暮らしで、どんな消費電力が多いの?

・我慢せずに節電するには、どうすべきなのか

・毎月の電気代は、どのくらい?

・節電するなら覚えておくべきリフォームその1.エアコン

・節電するなら覚えておくべきリフォームその2.エコキュートや電気温水器

・節電するなら覚えておくべきリフォームその3.内窓(インプラス)

・節電するなら覚えておくべきリフォームその4.太陽光発電システム

・節電するなら覚えておくべきリフォームその5.蓄電池

などについてご紹介させて頂きました。

住宅の電気機器の設置を考え直したり、交換することで今よりも節約しながら快適な暮らしが実現できる場合もあります。

太陽光発電システムや蓄電池などと言えば大規模なイメージですが、エアコンやエコキュート、内窓(インプラス)であれば大掛かりな工事などではありません。

それぞれのメリット・デメリットを把握して、自分に最適なリフォームで節約してみてください。

リフォーム王国ではお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っております。

もっと詳しく製品のことを知りたい!などご不明な点があればお気軽にお問合せください。

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