ECO ONE（エコワン）を導入するべき人はどんな人？

エコワンについてザックリ解説

エコワンは業界最高レベルの給湯一次エネルギー効率を実現したと言われる商品で、2010年にリンナイより発売されました。

エコキュートはヒートポンプ技術によって空気の熱を使ってお湯沸かす給湯器ですが、エコワンではその機能と都市ガスやプロパンガスなどのガス給湯器が合わさった「ハイブリッド給湯器」です。

エコワンは、給湯や暖房などで優れた省エネ効果があることから、省エネ住宅の推進に貢献するとして昨今人気が高まっています。

エコワンのメリットはどんなところ？

エコワンは、

・省エネ性能が高い

・光熱費削減効果がある

・地震などの万が一に備えられる

・湯切れの心配がない

などのメリットが挙げられることから近年人気になっています。

1つ目の「省エネ性能が高い」というのは、給湯が電気とガス給湯器とうまく組み合わせていることから省エネ性能が高くなっています。

2つ目の「光熱費削減効果がある」というのは、エコワンはお湯を作るときに電気を使います。それによりガスよりも電気のほうが安く抑えられます。

それだけであればエコキュートでも良いのですが、湯切れを起こしたくないという方はエコキュートよりもエコワンがオススメです。

3つ目の「地震などの万が一に備えられる」というのは、地震などによって水道やガスが止まってしまったとしても電気で給湯できることや貯湯タンクから生活水が取り出せるということ。

万が一のことがあっても安心です。

4つ目の「湯切れの心配がない」というのは、エコキュートはお湯を使いすぎるとタンクの湯切れが発生してしまいます。

しかしエコワンであれば、足りない部分はガス給湯器で急速にお湯を沸かしてまかなうことができるのです。

エコワンを導入すべき人とは？

エコワンを検討していると、きちんと自分の家庭にあっているかを知っておきたいですよね。

せっかくエコワンを導入したのに「光熱費が下がらなかった」「思っていたより不便だった」などということがあれば後悔してしまうことでしょう。

そういったことを避けるためにもエコワンは導入前に「自分は導入すべきかどうか」を知っておくことが大切です。

エコワンを導入すべき人は、

・たくさんのお湯を使う人

・光熱費が高い人

・プロパンガスの人

・家族が多い人

・洗い物が多い人

・お風呂に入る回数が多い人

・特定の日や短時間でたくさんお湯を使う人

・お湯の使用量が一定でない人

・太陽光発電で余剰電力を無駄なく使いたい人

・災害対策に意識が高い人

・環境を守って省エネを進めたい人

・床暖房や浴室暖房乾燥機も使う人

・湯切れを起こしたくない人

・効率良くお湯を使って水圧も維持したい人

などの項目に1つでも該当する方は導入すべきです。

それぞれ詳しく見てみましょう。

たくさんのお湯を使う人

お湯をたくさん使う人は、年間光熱費がグッと下がることが予想できるのでエコワンが適しています。

もちろんお湯をたくさん使う人は、エコキュートでも充分に光熱費の削減効果がありますが湯切れ問題などを踏まえればエコワンがオススメでしょう。

光熱費が高い人

エコワンを検討する方の多くは「光熱費の削減」を目的としているのではないでしょうか。

エコワンを導入すべき人は、多くのお湯を使う方で光熱費が高い方が特にオススメ。

そういった方が一番エコワンが適しています。

エコキュートも深夜の安い電気料金でお湯を沸かすので光熱費が下がると人気がありますが、もしも湯切れを起こしてしまうと電気料金の高いお昼間に割高でお湯を沸かさなくてはいけません。

そうなると通常以上に高くなってしまいます。

そのために、光熱費が高くてお湯をたくさん使う人はエコワンを導入すべきなのです。

プロパンガスの人

エコキュートの導入を検討されている方は都市ガスやプロパンガスなどを現在利用中だと思います。

もしも、使っているガスがプロパンガスならばガス代が都市ガスよりもかなり高めになるでしょう。

そういった方はエコワンにして電気と併用することで、ガスの使用量を抑えることが可能になります。

そうすると大幅な光熱費の削減効果が見込めます。

家族が多い人

家族が多いとお風呂のシャワーやキッチンなどでお湯を使う量が必然的に多くなってしまいますよね。

そういった場合は、エコワンにすると光熱費の削減効果が見込めます。

もしも家族が4人以上いる場合などは、エコワンを導入する方が確実に光熱費はお得でしょう。

洗い物が多い人

主婦の人は洗い物でお湯を使うか、水を使うか悩みますよね…。

お湯で洗い物をすると油汚れも落ちやすくなりますが、節約の観点から我慢して水洗いをしているという人もいらっしゃるかもしれません。

しかし冬場の水の冷たさや汚れをしっかり落とすためにも、時にはお湯で洗い物をすることもあるでしょう。

そういった悩みを抱える主婦にオススメなのはエコワン。

エコワンであれば電気とガスのエネルギーを使ってお湯を使いますので、普段のガス代が高くなってしまう悩みを解消できますよ。

お風呂に入る回数が多い人

1日に何度もお風呂に入る人、シャワーでお湯をたっぷり使う人はエコワンがオススメ。

お風呂は特にエネルギーの使用量も多くなるためにエコワンを導入すれば、節約をすることができるでしょう。

特定の日や短時間でたくさんお湯を使う人

特定の日や短時間でたくさんお湯を使う人もエコワンがオススメです。

「自分はお湯の使用量が少ないからエコワンは向いていない」と思っている人もいらっしゃるかもしれません。

確かに普段は仕事で帰りが遅かったりすると、お湯はあまり使っていないイメージがあるでしょう。

しかし、特定の日や短時間でたくさんお湯を使う人も意外に湯量が多くなってしまいます。

例えば、

・毎週末にお風呂場などの大掃除をしている

・友人や身内などが休日に遊びにやってくる

などということがあれば、自分が使う湯量が普段少なくても意外にお湯を多く使っているかもしれません。

今一度、特定の日や短時間で多くのお湯を使っていないか見直して、もしも多い場合はエコワンを検討してみると良いでしょう。

お湯の使用量が一定でない人

お風呂のシャワーや浴槽、キッチンで毎回使う湯量が一定ではない人。

そういった方はエコワンの導入がオススメです。

もしもエコキュートでお得に使っていたとしても、お湯の使用量が安定しないと学習機能が役に立たなかったり湯切れを繰り返し、返って電気代が高くなってしまうこともあります。

エコワンであればエコキュートと同じように電気でお湯を沸かして使い、もしもお湯が足りなくなってもガスで補助的にすぐ沸かせますのでお得に活用できるでしょう。

太陽光発電で余剰電力を無駄なく使いたい人

エコワンにはPV活用モードという機能が搭載されたモデルもあります。

このモデルのエコワンを選択すれば、日中の太陽光発電で余った電力はお湯に変えて使うことができます。

PV活用モードが搭載されていれば、無駄になってしまう電気をさらにお得に活用できますよ。

災害対策に意識が高い人

阪神淡路大震災や東日本大震災後などを経験された方は、

・ガスが使えなくなる

・水が止まってしまう

・電気がつかなくなってしまう

などという経験をされたこともあるかもしれません。

そういったことをきっかけに太陽光発電やエコキュートを導入するご家庭も増えましたが、エコワンを検討するのもオススメ。

もしもオール電化などの場合は停電が発生してしまうと電気がないので、ほとんどの家電製品が使えなくなってしまいます。

しかし、エコワンは電気とガスに頼ったハイブリッド給湯器です。

つまり、万が一のことがあったとしても、

・水が出なくなっても貯湯タンクでお湯が活用できる

・ガスが止まってしまっても電気で給湯できる

などという手段でお湯を使うことができます。

環境を守って省エネを進めたい人

エコワンは経済性はもちろん地球環境を守りたい方にも大変オススメ。

エコワンはCO2の排出量をガス給湯器に比べて年間約50%も削減すると言われています。

CO2は地球の気温を上昇させるため、異常気象や気候変化、海水面の上昇など様々な悪影響を及ぼします。

ガス給湯器と比べてCO2の排出量を減らすことが可能ですから、地球監視の保全に貢献するでしょう。

もしも環境を守りたいという方は、エコワンがオススメです。

床暖房や浴室暖房乾燥機も使う人

エコワンで暖房機能付きのモデルを選ぶと

・床暖房

・温水ルームヒーター

・パネルヒーター

などといった暖房機能を使うことができます。

もしもお湯だけでなく、床暖房や浴室暖房乾燥機も使う人はエコワンがオススメです。

湯切れを起こしたくない人

お湯たくさん使う人はエコキュートの導入を考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかしエコキュートの場合、お湯の使いすぎはタンクが湯切れしてしまうことがあります。

湯切れをもし起こしてしまい追加でお湯を沸かすと、返って光熱費が高くなってしまうことも。

しかしエコワンであればタンクが湯切れしたとしてもエコジョーズが働いて、すぐにお湯を沸かしてくれます。

もしもエコキュートのように湯切れをさせたくない！と思っている方はエコワンがオススメですよ。

効率良くお湯を使って水圧も維持したい人

エコキュートは光熱費が抑えられるとして有名ですが、モデルによっては

・2階で使うと水圧がイマイチ…

・キッチンとお風呂場で使うと水圧が弱い

などとデメリットもあるものです。

しかしエコワンの場合、水圧は390kPaとなっており戸建ての2階であったとしても満足のある水圧が出ます。

水圧にもこだわりたい方はエコワンがオススメでしょう。

エコワンを導入しなくても良い人

前述を見ればほとんどの人が該当するような気もしますが、エコワンは導入しなくても良い人もいます。

それは、

・今の光熱費で満足している人

・お湯を使う量が少ない人

という2点が挙げられます。

それぞれ詳しく見てみましょう。

今の光熱費で満足している人

現在ガス給湯器でお湯を沸かしており、光熱費もさほど気にならない方。

省エネや環境保全に興味があったり太陽光発電があるならば別ですが、今の家計で満足している方は現状のままで良いでしょう。

とは言っても、今以上に光熱費が安くなる可能性もありますので一度見積もりを取ってみるのも良いかもしれません。

お湯を使う量が少ない人

普段家にいない方や一人暮らしなどでお湯を使う量が少ない場合は、あまりオススメできません。

エコワンを導入したとしてもさほど光熱費が変わらない可能性があるためです。

もしも光熱費を見直したり、今より節約がしたい方は自分の使っている湯量がどのくらいかということを一度意識してからエコワンを検討すると良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・エコワンについて

・エコワンのメリットはどんなところ？

・エコワンを導入すべき人とは？

・エコワンを導入しなくても良い人

などの情報についてご紹介させて頂きました。

いつも光熱費が高くて困っている方や省エネに興味がある方、太陽光発電の余剰電力を効率良く活用したいという方はリンナイのエコワンを検討してみるのはいかがでしょうか。

今回の記事の「エコワンを導入すべき人とは？」に1つでも該当する方は是非、エコワンを検討してみてください。

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