リンナイ【ECO ONE(エコワン)】のメリットとデメリット

リンナイ【ECO ONE(エコワン)】のメリットとデメリット

皆さんはエコワン(ECO ONE)というハイブリッド給湯器をご存知でしょうか。

2010年に初代モデルがリンナイより発売され、2015年4月には業界最高レベルの給湯一次エネルギー効率を実現したと言われる商品です。

給湯や暖房などで優れた省エネ効果があることから、省エネ住宅の推進に貢献するとして昨今人気が高まっています。

そんな有名になってきている「エコワン」ですが、

・未だにエコワンについて知らない

・名前は知っているけど特徴はよく分かっていない

・エコワンを検討しているけどメリットやデメリットが分からない

・自分の家庭にエコワンが向いているのか不安

などなど、様々な疑問や不安を抱くこともあるでしょう。

確かにエコワンを検討している方や初めて購入する場合、良いところだけでなくデメリットや自分の家庭に向いているのかも知っておきたいですよね。

そこで今回はエコワンの購入を検討する方へ向けて、特徴やメリット・デメリット、オススメの家庭などについてご紹介させて頂きます。

この記事を読めば、エコワンの最低限知っておきたい知識とメリットやデメリットを知ることができますよ。

そもそもエコワンとは?

そもそもエコワンとは何なのでしょうか。

エコワンはこれまでの都市ガスやプロパンガスなどのガス給湯器に加えて、電気を使って効率良く湯沸かしができるようになったハイブリッド給湯器のことです。

つまり、ガスのみや電気のみを燃料とせずに、それぞれを一緒に使い「ガスと電気」を燃料として使う給湯器。

エコワンはハイブリッド給湯器のこと

よく聞くのが「エコワンとハイブリッド給湯器は何が違うの?」という質問。

名前が違うので機能や商品が異なるイメージですが、エコワンというのは給湯メーカーリンナイの製品名のことです。

エコワンという商品自体はハイブリッド給湯器ですから、他メーカーで同じ機能のものもハイブリッド給湯器と呼びます。

現在、ハイブリッド給湯器は国内でリンナイとノーリツの2社から販売されています。

リンナイのエコワン(ハイブリッド給湯器)

リンナイの販売するハイブリッド給湯器は「エコワン」と呼ばれています。

エコワンは、

・高圧シャワー

・フルオート給湯

・ミストサウナ

・床暖房

・浴室乾燥暖房機能

・スマートスピーカー

・スマホアプリ操作

・耐震性能

などといった機能を備えています。

他メーカー(ノーリツ)のハイブリッド給湯器

ノーリツからはハイブリッド給湯器として「ユコアハイブリッド」が販売されています。

こちらは、

・高圧シャワー

・フルオート給湯

・ミフトサウナ

・床暖房

・浴室乾燥暖房機能

・スマートスピーカー

・スマホアプリ操作

・見守り機能(スマホアプリ)

・サポート機能

などといった機能を備えています。

エコワンの仕組みや構造

エコワンは電気を用いてヒートポンプによって温水を作ってタンクに貯めておくエコキュートと同じ機能に、さらに瞬間的なお湯を作るガス給湯器のような機能をそれぞれ備えています。

省エネ機能が抜群

電気でお湯を沸かすエコキュートにガスでお湯を沸かすエコジョーズの2つの給湯器を組み合わせた「エコワン」。

エコキュートの機能もあることからタンクにお湯を貯めておくことができ、ヒートポンプのエネルギー効率が非常に高く電気代が安くなる傾向にあります。

またタンクの放熱によるエネルギーの無駄があるエコキュートと比べると、タンク容量が小さくエネルギーも無駄になりません。

つまり、タンクでお湯がある分で湯張りなどをし、足りないお湯などはエコジョーズで給湯させるのです。

エコワンの暖房機能は?

エコワンは給湯だけでなく、温水暖房にお湯を供給することで床暖房などの機能もあります。

エコワンは基本的に浴室や食器洗い乾燥機、洗濯機、キッチンなどで給湯機能を使うことができます。

また暖房機能付きのタイプにすれば、

・温水ルームヒーター

・床暖房

・パネルヒーター

などガスを使って暖房機能を使うことができます。

太陽光発電システムを活用する方法もある

2021年には太陽光発電の余剰分を活用する「PV活用モード」の搭載機種も発売。

もちろんエコワンの機能にプラスする形で機能搭載がされているので、日中の太陽光発電で余った余剰電力をエコワンのヒートポンプで湧きあげなどに活用することができます。

エコワンの構造や仕組み

エコワンはエコキュートと同じようにヒートポンプで発生させた熱でお湯にし、タンクに貯湯します。

エコワンの構造としては3つのユニットに分けられ、

・ヒートポンプ

・貯湯タンク

・エコジョーズ

からできています。

ヒートポンプは外気を取り込んで空気の熱を冷媒と熱交換します。

温度が上がった冷媒を圧縮機でさらに温度を上げてお湯を作ります

貯湯タンクは、お湯を貯めておく場所です。

お風呂やキッチンなどで使うことができ、容量は家族構成によって選択することが可能です。

エコジョーズはプロパンガスか都市ガスから選択します。

足りないお湯をまかなったり、急激に給湯が必要なときに効率良く使うことができます。

エコワンの特徴

エコワンの特徴は、

・ハイブリッド給湯器

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・給湯機能が様々

・暖房機能も搭載

・急激に給湯が必要な場合も安心

などが挙げられます。

それぞれ見てみましょう。

ハイブリッド給湯器

エコワンはリンナイの開発したヒートポンプとエコジョーズを組み合わせたハイブリッド給湯器です。

ガス給湯器も用いて給湯することから、エコキュートのようなお湯切れの心配がありません。

給湯機能が様々

エコワンは家中の給湯へお湯を送ります。

お風呂の浴槽やシャワー、台所、ミストサウナ、食器洗い乾燥機などに使うことができます。

暖房機能も搭載

エコワンは床暖房など家中を暖める機能もあります。

床暖房や温水ルームヒーター、パネルヒーター、浴室暖房乾燥機などが挙げられます。

急激に給湯が必要な場合も安心

エコキュートのようにゆっくりとお湯を沸かしてタンクに貯める効率の良いヒートポンプ技術を使った使用方法が通常ですが、

・大量のお湯が必要になったとき

・瞬時にお湯が沸かしたいとき

・お湯が足りなくなったとき

などは、ガス給湯を活用して瞬時に沸かすこともできます。

エコキュートと違って大量にお湯が必要なときにも困らないのが嬉しいですね。

節約になる

給湯器はガス給湯器や電気給湯器、石油給湯器など様々ありますが従来の電気給湯器よりも40〜50℃の低い温度でお湯を貯めています。

それにより70〜90℃程度で保つエコキュートに比べるとさらに電気代を抑えることができます。

またガス給湯器と比べても50〜60%程度のガス代を節約することができますので光熱費を抑えたい方にはオススメです。

エコワンとエコキュートの違い

エコワンに興味を持った方の多くは「エコワンと何が違うの?」と疑問を抱くことがあると思います。

エコワンとエコキュートの違いは

・お湯の作り方

・タンク容量

・温度

に大きな違いがあります。

それぞれ見てみましょう。

お湯の作り方

エコワンは電気給湯器とガス給湯器の両方を兼ね備えています。

一方エコキュートは、電気と空気の熱によってお湯を作ります。

タンク容量

エコワンは50L、100L、160Lとタンク容量が小さいことが特徴です。

一方エコキュートは、370L、460L、550Lと容量が大きくなっています。

エコワンはタンク容量が小さいので不安になってしまいそうですが貯めているお湯がなくなってもガス給湯器で瞬時に給湯することが可能です。

温度

エコワンは40〜50℃程度のお湯を作り、使うときにガスで温めます。

一方エコキュートは、70〜90℃のお湯を保温して使います。

リンナイ・エコワンについて

リンナイのエコワンはどういった機能や特徴があるのでしょうか。

リンナイのエコワンは、

・フルオート給湯がある

・高圧でシャワー圧も安心

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・暖房でお部屋は暖かい

・スマートスピーカー対応

・安心機能がある

などといった特徴が挙げられます。

それぞれ見てみましょう。

フルオート給湯がある

エコワンではフルオート給湯があります。

これはたし湯や保温、お湯はり、追い焚きなど全てが全自動になっています。

高圧でシャワー圧も安心

お湯を使っているときや戸建ての2階でシャワーを使うと水圧が弱くて困るということもありますよね。

しかしエコワンでは高圧力減圧弁を搭載することで、満足のいくお湯の量を出すことができます。

暖房でお部屋は暖かい

パネルヒーターやルームヒーター、床暖房など家中を暖めます。

自動洗浄機能がある

配管にはお湯の菌や汚れが残ってしまいがちでふが、追い焚き配管自動洗浄機能がありますのでお湯を流すと細菌を3分の1程度にキレイに洗浄してくれます。

スマートスピーカー対応

エコワンはスマートスピーカー対応なので、お湯はりなども一声で操作できます。

スマホアプリではリモート操作ができますから、帰宅前に準備しておけばすぐにお風呂で体を温めることができるでしょう。

いざというときにも安心

ガス給湯器だと地震があると使えなくなってしまうことがありますよね。

また水道が止まってしまうということもよくあります。

しかしエコワンは耐震設計に優れており、停電してもガスで給湯も可能です。

もしガスが止まったとしても蓄電池で給湯運転もできるのでいざというときにも安心でしょう。

エコワンのメリット

エコワンのメリットは、

・省エネ性能が高い

・ランニングコストも削減

・災害時にも安心

・湯切れの心配がない

などが挙げられます。

それぞれ詳しく見てみましょう。

省エネ性能が高い

家庭のエネルギー消費量は約65%が給湯と暖房のために使われています。

給湯をエコワンにすればガス給湯器とうまく組み合わせて省エネ性能を高めることができます。

ランニングコストも削減

都市ガスやプロパンガスがありますがエコワンにすれば光熱費削減効果も絶大です。

また太陽光発電の余剰電力を使えば、より電気代を削減することができます。

災害時にも安心

オール電化も省エネ性能が高いですが、停電などの自然災害があればすべての家電製品が使えなくなります

一方でエコワンだと災害時にもお湯を使うことができ、ガス給湯器のような火災の可能性も非常に低くなっています。

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湯切れの心配がない

エコキュートはお湯を使いすぎるとタンクの湯切れが発生してしまいます。

しかしエコワンはお湯を温めて使うので熱効率も良く、必要なときにゆっくり沸かして使うことができます。

もしもお湯を大量に使うなどして湯切れを起こしてしまっても、ガス給湯器で急速にお湯を沸かすこともできます。

エコワンのデメリット

エコワンにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

エコワンのデメリットは、

・導入費用が高額

・光熱費の削減効果は家庭による

などが挙げられます。

それぞれ詳しく見てみましょう。

導入費用が高額

エコワンは機能が優れていることから、エコキュートの商品や工事費、ガス給湯器よりも価格が高いのが現状です。

エコワンの本体が40〜50万円程度で工事費は施工店にもよりますが設置費用が15〜20万円程度です。

費用が高い理由としては省エネ性能が優れており、ランニングコストが安く済むから。

長期的に見たときにエコジョーズよりもお得になることと、太陽光発電を設置している場合はよりお得に利用できることを踏まえれば初期投資は重要かもしれません。

光熱費の削減効果は家庭による

節約を目的にエコワンを導入するご家庭は多いと思います。

しかし元々、お湯の使用量が少ない家庭の場合は光熱費の削減効果があまり見込めません。

エコワンがオススメな人

エコワンがオススメな人は、

・お湯の使用量が多い人

・家族が4人以上の人

・太陽光発電システムがある人

などが挙げられます。

それぞれ詳しく見てみましょう。

お湯の使用量が多い人

たくさんお湯を使う人は、年間光熱費がグッと下がることが予想できますのでオススメ。

エコキュートでも充分に光熱費の削減効果がありますが、湯切れ問題などを踏まえればエコワンがオススメでしょう。

家族が4人以上の人

家族が多い人は自然とお湯を使う量が多くなってしまいます。

そういった場合でシャワーやお風呂、キッチンなどでお湯を使う人が多い人はエコワンがオススメです。

もちろん家族が少なくても使う湯量が多い場合はタンク容量が少ないサイズにすれば光熱費の削減効果が見込めるでしょう。

太陽光発電システムがある人

太陽光発電システムがある場合、日中の太陽光発電で余った電力はお湯に変えて使うことができます

PV活用モードが搭載されていれば、さらにお得に活用ができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・そもそもエコワンとは?

・エコワンはハイブリッド給湯器のこと

・リンナイのエコワン(ハイブリッド給湯器)

・他メーカー(ノーリツ)のハイブリッド給湯器

・エコワンの仕組みや構造

・リンナイのエコワンについて

・エコワンのメリット、デメリット

・エコワンがオススメな人

などの情報についてご紹介させて頂きました。

いつも光熱費が高くて困っている方や省エネに興味がある方、太陽光発電の余剰電力を効率良く活用したいという方はリンナイのエコワンを検討してみるのはいかがでしょうか。

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