電気代が上がり続ける今だからこそ必要な家庭用蓄電池

電気代が上がり続ける今だからこそ必要な家庭用蓄電池

2022年現在、円安などで私たちの生活にも大きな影響が出ています。

普段購入する食料から日常生活で必要な物の多くが値上がりしており、日本経済にも大打撃ですよね。

 

食料や日用品の値上がりも悲鳴を上げたいところですが、近頃「電気代」も上がっているのをご存知ですか?

 

改めて電気料金を見てみると、

・電気代が5倍程度になっている

・電気代だけで1万円超え

・電気料金が高騰し過ぎている

など、電気代の高さに悲鳴をあげている方も多くいらっしゃるようです。

 

2021年と比べてみると電気代は値上がりを続けており、2022年11月現在でもさらに値上がりをしていくようです。

 

では、どうして電気代はどんどん値上がりをしてしまうのでしょうか?

また、電気代を抑えるのにオススメの「家庭用蓄電池」とはどういったものなのでしょうか。

 

今回の記事では、

・電気代が上がり続ける理由が知りたい方

・電気代を抑えたい方

へ向けて、電気料金高騰の理由や電気代を抑える方法などについてご紹介させて頂きます。

 

電気料金はどんな仕組みなの?

私たちの普段払っている電気料金。

「いくらなのか」ということは確認しますが、電気料金の算出方法までは知りませんよね。

 

電気料金はそもそも

・基本料金

・電力量料金

・再生可能エネルギー発電促進賦課金

の3つを合計して算出されています。

 

それぞれ詳しく見てみましょう。

 

基本料金

これは、契約プランによって決まっている固定料金のことです。

固定料金のために、電気量は関係なく毎月同じ金額がかかります。

基本料金は、アンペア制と最低料金制の2つに分類できます。

一般家庭では10アンペアから60アンペアの7段階から選んで契約をしており、その契約アンペアによって料金が決まります。

例えば、

・一人暮らしならば電化製品を同時にあまり使わないために20アンペアで契約する

・子供がおり家族で同時に電化製品を使うために60Aで契約する

など、決めておきます。

もしも家族が多いのに低いアンペアで契約しているとブレーカーが落ちてしまうということも。

つまり必要に応じたアンペアで契約しており、そのアンペア数が高いほど単価は上がる仕組みになっています。

 

またアンペア数に関係のない、最低料金制もあります。

こちらはアンペアの容量が関係なく、契約ごとに最低料金が決まっている仕組みです。

もしも契約以上の電力を使えば、その分を上乗せして支払います。

 

電力量料金

電力量によってかかるのが「電力量料金」です。

従量料金と聞けば、聞き馴染みがあるかもしれません。

電力量料金とは、使った電力量に応じて発生する料金のことでこその月の電力量1kWhあたりから金額が算出されます。

電気をたくさん使うと電力量料金は上がるために、請求額は高くなります。

 

また電力会社によるのですが、電気を使った量に応じて単価設定を三段階に分けている「三段階料金」を設定している場合もあります。

これは、使った電気分にかかる料金を三段階に分けたものです。

電気の使用量が増えれば電力量料金の単価も高くなるので「より多くの電気を使う人が高くなる」という傾向にあります。

三段階料金は関西電力や東京電力エナジーパートナーなどで採用されています。

 

さらに電力量料金に反映されるのが「燃料費調整額」です。

これは発電にかかるコストのことで、原油や液化天然ガス、石炭などの燃料価格が変動することから過去3ヶ月間の燃料価格の平均から算出して2ヶ月後の電気料金に反映させます。

燃料価格が下がればマイナスになって電気料金が計算されますが、燃料価格が高騰すれば燃料費調整額は上乗せされてしまうのです。

 

再生可能エネルギー発電促進賦課金

再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、2012年に始まった太陽光や風力といった再エネで発電した再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT制度)によって電力会社などが買い取りに必要だった費用を電気料金として負担するものです。

難しいイメージですが、簡単に言えば再生可能エネルギーを普及すべく電力を使う家庭や業者が徴収される税金と考えると分かりやすいでしょう。

 

電気代がどんどん高騰している日本

2021年9月頃から、徐々に値上がりを見せた電気料金。

・東京電力

・九州電力

・中部電力

・東北電力

・沖縄電力

・北海道電力

・四国電力

などの大手電力会社7社は電気料金の値上げを発表。

 

2022年4月には燃料費調整額の値上げが発表され、電気料金の高騰が注目されるように。

 

そこからも歯止めをかけることなく、2021年1月ごろと比較すると平均「600円〜1500円程度」の値上がりをしてしまいました。

 

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電気代が上がり続ける理由って?

電気代が上がり続けるのは、私たちの生活にも大きな影響がありますよね。

では、どうしてこのように電気代が上がり続けてしまうのでしょうか。

その考えられる理由を見てみましょう。

 

液化天然ガスなどのエネルギー価格の値上がり

電気代が上がった理由として、火力発電に必要な燃料である液化天然ガスの輸入価格が高くなったことが1つ目の原因です。

液化天然ガスの輸入価格が高くなったのには、いくつかの原因が考えられます。

 

・新型コロナウイルスの影響

新型コロナウイルスが流行ったことで、経済活動が低迷。

それにより、化石燃料からのダイベストメントが加速したことで液化天然ガスや石油は供給不足に陥り、電気代の高騰に繋がりました。

 

・脱炭素社会実現の影響

液化天然ガス(LNG)の不足も電気代の値上がりの理由です。

日本の電力はおよそ80%が火力発電なのですが、その燃料は液化天然ガスが大半でそれらは海外から輸入しています。

他国の買い占めや新型コロナウイルスなどによって不足すると電気代が上がってしまうのです。

そもそもLNGはエタンやプロパン、ブタン、メタンなどの天然ガスを冷却して液化させたもので、石油などと比較するとCO2排出量も少なくなっています。

脱炭素社会実現へ向けてLNGの需要が高まっていおり、中国に次いでLNGの輸入が多い日本にとっては電気代値上がりの原因になってしまうでしょう。

 

ウクライナ情勢の悪化

2022年2月24日からロシアはウクライナ侵攻を始めました。

この軍事侵攻によってアメリカやEUはロシアへ経済制裁を加えました。

これは電気代高騰に大きな影響を与えます。

ロシアはもともとエネルギー大国であり、

・LNGの輸出量は世界1位

・原油も世界でトップ3

・石炭も世界でトップ3

になっており、日本だけでなく世界中がロシアのLNGに頼っていました。

日本はLNGを8%以上、石炭12%以上をロシアから輸入していることから、海外の化石燃料に依存する日本にとって燃料高騰はダメージが大きいのです。

そしてガソリン代だけでなく、小麦や穀物の物価も上昇してしまったのです。

 

再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上がり

再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)は年に1回、経済産業大臣によって価格が決められます。

2021年9月から関西電力や東京電力エナジーパートナーなどの電気料金の値上がりが始まりましたが、再生可能エネルギー発電促進賦課金の値上がりも原因の1つです。

日本の電気の多くは液化天然ガスや石炭を燃料として火力発電したもので、さらにそれらのエネルギーは輸入に頼っているのが現状です。

現在石炭や液化天然ガスが高騰することで、比例して電気料金も値上がりしています。

世界では地球温暖化防止のために2050年までにCO2の排出量を実質ゼロを目指しています。

日本でも排出量が5番目に多いことから、解決するために再生可能エネルギーを活用しています。

これらは、

・太陽光

・水力

・風力

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・地熱

・バイオマス

などのものを言います。

自然には優しいものの、導入コストもかかるという懸念もあるこから始まったのが「固定価格買取制度」です。

電力会社が作られた電気を決まった額と期間で買い取る保証をした制度で、この買い取り費用のために集められるのが再生可能エネルギー発電促進賦課金です。

2021年5月あたりでは再エネ賦課金は3.36円/kWhでしたが、2022年10月現在では、3.45円/kWhになっています。

単価だけでは少額ですが、月の電気使用量で見ると1500〜300円程度値上がりをしています。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は今後しばらくは値上がりを続けられると考えられます。

 

電気代はこのまま上がり続けるのか?

電気代は一体いつまで上がり続けるのでしょうか。

 

電気代は契約では値上げが「基準価格より5割高いところまで」といつ上限を決めていますが、関西電力や中部電力は上限を超えたことで会社が超過分を負担しているそうです。

 

生活にも大きく関わる電気代は、このまま上がり続けるのは大変困りますよね。

2022年10月現在、政府は電気代の負担を減らすための制度を来年に始められるように検討してはいるようですが、具体的な話は進んでいるようにも思えません。

 

つまり、電気代の高騰は今後もまだ続くことが予想できます。

 

日本の液化天然ガス輸入は長期契約をしており、10年程度となっています。

しかし、その価格は3ヶ月間の原油価格から算出されて変動するために円安などの影響を受けて原油価格は上昇し、需要が追いつかない状態が続いているのです。

 

ウクライナ情勢や新型コロナウイルスなどの原因により、日本だけでなく世界でも電力不足になってしまう可能性もあります。

LNGの需要の拡大からも今後も電気代が上がると予想できますね。

 

電気代が上がり続ける今、必要なのは家庭用蓄電池?

電気代の値上げは、どうすれば対策していくことができるのでしょうか。

・電気代が高くて困っている

・いつまで値上がりが続くのか不安…

などという不安を抱える方は、多くいらっしゃることでしょう。

 

すぐにできる値上がり対策は?

現状ですぐに行える対策としては

・節約する

・プランを見直す

という2点です。

 

1つ目の「節約する」というのは、しばらく値上がりするも予想できるエネルギー価格を少しでも抑えるために個人で対策をする方法です。

例えば、コンセントをこまめに抜いたり、エアコンの使用頻度を減らす、電気を消すなどが挙げられます。

日頃からコンセントをさしたままにしている家庭や、つけっぱなしにしている場合などは若干の電気代の低下を見込めるでしょう。

 

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2つ目の「プランを見直す」というのは、電力会社の料金プランを考え直すという方法です。

2016年より電力の自由化が始まったことで、我々が自由に電力会社を選択することができます。

いくつかの電力会社で料金プランを比較して、乗り換えるのも1つの対策方法でしょう。

 

電気代の値上がり対策には家庭用蓄電池もアリ

電気代の値上がりを「心配せずに過ごしたい」という方は、家庭用蓄電池がオススメ。

家庭用蓄電池と言えば、災害対策だけのイメージがありますが「節電効果」もあるのがメリット。

では、家庭用蓄電池とはどういったものでどのような活用方法があるのでしょうか。

 

そもそも家庭用蓄電池とは?

そもそも家庭用蓄電池とは何なのでしょうか。

家庭用蓄電池とは、充電をして電気を貯めておく装置のことです。

貯めた電気は必要なときに繰り返し使うことができるので、二次電池やバッテリーと呼ばれます。

 

近頃は小型化で高性能のものもあり大容量の蓄電池にすれば10時間以上使用できるなど、節電効果だけでなく震災などといった非常用電源としても役立てることができます。

 

もしものときも、

・貯めた電気で家電製品や照明を使いたい方

・災害時の緊急用電源にしたい方

・節電や省エネに興味のある方

・電気代の値上がりを何とかしたい方

は、家庭用蓄電池を検討してみましょう。

 

家庭用蓄電池のタイプとは

家庭用蓄電池にはいくつかのタイプに分かれています。

 

系統非連携タイプ

こちらは、電力会社から電気を使って電気を貯めます。

コンセントで充電し、使いたいときに電気機器を蓄電池につなぐことで利用できます。

 

系統連系タイプ

住宅分電盤を経由して家庭の電気系統に連携しているタイプです。

太陽光発電システムで作った電気を蓄電し、照明などの電気機器に使うことが可能です。

太陽光発電システムと連携すればその電気を使ったり、蓄電池に貯めた電気を使うことができます。

家庭用蓄電池のメリット

家庭用蓄電池には多くのメリットがあります。

見てみましょう。

 

災害時の非常用電源になる

家庭用蓄電池があれば、地震などの災害時に役立てることができます。

災害時には停電が起きることもあり、照明が使えなかったり冷蔵庫なども稼働できないので困ってしまいますよね。

しかし、家庭用蓄電池があれば貯めた電気を使うことができます。

 

電気料金を削減できる

ピークカットによる電気料金を削減することも可能です。

電気料金はプランによって時間帯によって金額が変動します。

そういったプランでは日中が高いために、電気代が安い夜の時間帯に蓄電池に電力を貯めます。

そして、電気代の高い昼の時間帯に蓄電池を使えば料金を抑えることが可能です。

 

太陽光発電システムと併用して自家消費ができる

2019年以降にFITの売電期間の10年を迎える家庭が多くあります。

これは「2000年問題」とも言われますが、売電期間が終わってからは蓄電池を導入して自家消費するのがオススメ。

家庭用蓄電池と太陽光発電システムを組み合わせれば「作る、貯める、使う」と電気の自給自足を行えます。

昼間は太陽光発電システムで電気を使い、余った電気は貯めておくことができます。

そして家庭用蓄電池を使って様々な電気機器をまかなえるので「電気の自給自足」が実現できます。

電気代の値上がりに困っている方は、太陽光発電システムと併用して電力を貯めて自家消費するのがより経済的なのです。

ただし、太陽光発電システムとの併用はコストや設置場所が必要になるために事前に計画を持って導入をすることがオススメです。

 

家庭用蓄電池で出来る節約方法とは

世界情勢による影響は私たちの生活にも多くの影響を及ぼしています。

電気代などの高騰に頭を悩ましたくないのであれば、家庭用蓄電池で自分で電気を効率よく貯めて使うのがオススメ。

電力会社で電気を購入するよりも、価格の変動に合わせて活用すれば電気代を抑えることが期待できます。

 

家庭用蓄電池を使えば

・夜間の電気を蓄電池に貯めて、電気代の高くなる時間帯に蓄電池を使う

・昼間に太陽光発電システムで電気を貯めて夜間に蓄電池で電気を使う

などといった方法で節約することができます。

 

もしも現在「電気代が高くて困っている」「電気代を節約したい」という思いがあるならば、家庭用蓄電池の利用を検討してみてくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・電気代の仕組み

・電気代が値上がりする理由

・電気代の高騰対策には家庭用蓄電池?

・家庭用蓄電池とは?

・家庭用蓄電池のタイプ

・家庭用蓄電池のメリット

・家庭用蓄電池で出来る節約方法

などについてご紹介させて頂きました。

電気代の値上がりは、現在の世界情勢のままだと落ち着く気配はありません。

これを踏まえれば家庭用蓄電池で効率良く電気を使うと良さそうです。

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