太陽光発電システムの導入を考えているときに、気になるのはお天気の悪い日の発電量ですよね。
雨や曇りばかりの日が続くと、しっかりと発電できるのかどうか不安に思われる方もいらっしゃると思います。
確かに大手メーカーの太陽光発電システムは発電性能の計算が晴れの日を基準としているため、日本の気候に適しているか納得がいかないかもしれません。
そういった不安をお持ちの方が知っておくべきと言われるのが、悪天候でも発電ができると明言している「Qセルズ」です。
Qセルズはドイツの大手太陽光発電システムメーカーの販売する機器で、上記の通り悪天候でも発電できる商品として日本では知られているようです。
とは言っても海外メーカーだと、分からないことも多くありますよね。
実際にQセルズの存在を知っても、
・Qセルズって具体的に何なの？
・Qセルズの特徴は？
・Qセルズのメリットやデメリットは？
・Qセルズの価格は？
・結局評判はいいの？悪いの？
など様々な疑問を抱かれる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、
・太陽光発電メーカーのQセルズとは？
・太陽光発電メーカーのQセルズの特徴
・太陽光発電メーカーのQセルズのメリット
・太陽光発電メーカーのQセルズのデメリット
・太陽光発電メーカーのQセルズの評判はどうなの？
・太陽光発電メーカーのQセルズの保証とは？
・太陽光発電メーカーのQセルズがおすすめな人
・太陽光発電メーカーのQセルズの相場は？
などという情報についてご紹介させて頂きます。
この記事を読めば、Qセルズの最低限知っておきたい知識とQセルズの価格や保証内容などについて知ることができますよ。
太陽光発電メーカーのQセルズとは？
そもそも、太陽光発電メーカーのQセルズとはどのようなメーカーなのでしょうか。
Qセルズは環境先進国であるドイツの太陽光発電システムメーカーで研究拠点をタールハイムに置き、1999年に創業され2013年より日本でも事業がスタートしました。
2000年代後半には世界シェア1位の業績になり、2006年には欧州トップになり、2007年には世界トップクラスにもなったことがあります。
しかし、中国の低価格製品が流通しはじめ倒産。
後の2012年に韓国の巨大財閥「ハンファグループ」に買収されて「ハンファQセルズ」として事業が続けられています。
現在もドイツで技術研究がされており、生産拠点は人件費の抑えられる中国や韓国、マレーシアでサービスを展開しており性能面や価格面では日本製品よりも良いという評判もあります。
ドイツは日本と比べると日照度が低くなっており、そういった天候でもしっかりと発電して電力に変換できる技術を持っていることから
・発電効率が非常に高い
・悪天候でもしっかりと発電する
などと世界的に評判のあるメーカーです。
つまり、高性能でありながら価格はコスパだと注目されているメーカーなのです。
日本では東京に本社があり、大阪、福岡、名古屋、仙台に営業拠点があります。
Qセルズは、住宅向けにはQ.PEAK（キューピーク）とQ.PLUS（キュープラス）の2シリーズを販売しています。
産業用向けにはQ.PRO（キュープロ）シリーズがあります。
太陽光発電メーカーのQセルズの特徴
太陽光発電メーカーのQセルズにはどのような特徴があるのでしょうか。
あまり太陽光発電システムに詳しくない場合、
・どこも同じじゃないの？
・海外メーカーだからよく分からない
と疑問や不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、分かりやすく太陽光発電メーカーのQセルズの特徴をまとめます。
悪天候でもしっかり発電できる技術力
Qセルズの活動拠点はドイツで、研究開発によってより高性能なパネルを生産する技術を生み出しています。
そして最大限の特徴が「曇りや雨などの悪天候でも発電できる」というところ。
太陽光を取り込んでパネル内部で反射し電力を作る「Q.AMTUM（クアンタム）テクノロジー」や、小さな面積でも多くの発電量を実現した「Zero-Gap（ゼロギャップ）技術」により優れた性能を実現しました。
他にもセルを半分にて発電ロスを減らすための「ハーフセル技術」なども実用されています。
品質生産能力は高くありつつ、コスパに優れる
Qセルズのシェア率が高いのは生産性の高さも理由です。
ドイツの電気電子技術強化VDEの品質テストを導入しており、信頼性は高くなっています。
業界初認定である世界最高レベルのQCPVを取得し高品質であることは一目瞭然。
テストでは600回の温度サイクル試験などを実施し、他の規格よりも厳しい基準のテストをクリアしています。
そして通常の太陽光発電システムの発電効率と言えば15〜18%程度。
19%以上のものはパネル1枚あたり30万円以上〜が相場になっています。
しかし、Qセルズは発電効率が20.6%でありながらパネル1枚あたりが25万円程度と非常にコスパに優れているのです。
また、太陽光発電システムと同時に全負荷型蓄電池を導入する家庭も増えています。
太陽光発電メーカーのQセルズの代表的な商品と特徴
太陽光発電メーカーのQセルズの代表的な商品と特徴をまとめます。
Qセルズは住宅向け太陽光発電システムとしてQ.PEAKシリーズを展開しています。
このシリーズはQ.ANTUM技術が用いられており、パネル裏面のコーティングによって光が反射して発電の光量を増幅させることができます。
そんな特に発電効率が高いQセルズの代表的な商品をまとめますので、導入を検討されている方は参考にしてみてください。
Q.PEAK DUO XS-G6 185
シリーズの中でも一番サイズが小さく、軽量になっているタイプ。
屋根が特殊で太陽光パネルが取り付けられない住宅に向いています。
公称最大出力は185Wで、変換効率は18.9%になっています。
外寸は幅700×高さ1400×奥行32(mm)です。
重量は12.0kgです。
Q.PEAK DUO MS-G9 235
発電効率20％以上の高性能なタイプ。
小さい面積でもしっかりと発電したい場合に向いており、屋根のスペースを無駄なく活用します。
公称最大出力は235Wで、変換効率は20.1%になっています。
外寸は幅700×高さ1673×奥行32(mm)です。
小型サイズで、いろいろな屋根にフィットしやすいメリットがあります。
重量は13.7kgです。
Q.PEAK DUO S-G6 280
日本の屋根のサイズに合わせ設計されたタイプ。
形状に合いやすく、一般的な屋根の場合はこちらが向いているでしょう。
公称最大出力は280Wで、変換効率は19.4%になっています。
外寸は幅1030×高さ1400×奥行32(mm)です。
中型サイズで幅広い屋根に対応します。
重量は17.0kgです。
Q.PEAK DUO S-G6 355
発電量とコスパが良いと言われるタイプ。
公称最大出力は355Wで、変換効率は19.8%になっています。
サイズが大きいため、重量もありますが屋根の面積が広い場合にはこちらが向いているでしょう。
外寸は幅1030×高さ1740×奥行32(mm)です。
重量は19.9kgです。
Q.PEAK DUO G-9 355
発電効率がシリーズの中でも最も優れているタイプ。
公称最大出力は355Wで、変換効率は20.6%になっています。
悪天候でもしっかり電気を作りたい方には向いているでしょう。
外寸は幅1030×高さ1673×奥行32(mm)です。
重量は19.0kgです。
Q.PEAK DUO BLK-G8
デザイン重視の美しさが際立つブラックカラーのタイプ。
ブラックカラーで統一されており、落ち着いた雰囲気になっています。
公称最大出力は340Wで、変換効率は19%になっています。
外寸は幅1030×高さ1740×奥行32(mm)です。
太陽光発電メーカーのQセルズのメリット
太陽光発電メーカーのQセルズは、これから太陽光発電システムを導入しようと考えているご家庭に知っておくべきメリットがあります。
ここでは、Qセルズのメリットをまとめます。
国内大手メーカーよりも価格が安い
太陽光発電システムは国内メーカーで数多くの種類が販売されています。
ドイツのQセルズは、国内メーカーよりも価格が安いことがメリットです。
中国や韓国、マレーシアなどのような人件費の安いところに生産拠点を移したことにより、技術力は衰えないまま低価格を実現しました。
悪天候でも発電効率が高い
Qセルズは発電効率の高さがメリットです。
ドイツの気候は日本よりも曇りが多く、日照時間も短くなっています。
しかし、そんな天候でも発電できるようにと「Q.AMTUMテクノロジー」が採用されたことから発電効率が高くなっています。
また少ない日照時間の間に最大限に発電できるようにとエネルギー反射やアルミ裏面コンタクトを形成していることからより発電効率が高くなっています。
安心の長期保証がある
Qセルズの太陽光発電システムは出力保証が25年という、長期保証があります。
これは初年度98%、25年経過しても90%以上の出力を保証してくれます。
また基準値よりも出力が下回る場合には、修理や交換費用が無償になるというメリットも。
大手メーカーにも出力保証はありますが、80%くらいですから保証内容から見ても太陽光発電システムに自信があることが分かります。
またシステム保証も15年とトップクラスになっています。
0円設置プランがある
Qセルズは2020年より初期費用が0円になるソーラーメイト蓄電使い放題プランがあります。
これは、太陽光発電システムと蓄電システムの導入にかかる機器代や取付工事費を0円で設置して利用することで料金を支払う仕組みです。
こちらは6.5kWhの太陽光発電モジュール8枚と蓄電システムを利用できるプランになっており、契約期間中には作った電気は使い放題さらに故障修理費は無料、譲渡後にも出力保証15年とシステム保証5年と手厚い保証内容になっています。
契約期間満了後には、システムを無償でもらって使い続けることができますので初期費用を抑えたい方にはメリットでしょう。
太陽光発電メーカーのQセルズのデメリット
これからQセルズの太陽光発電システムを検討しているのであれば、きちんとデメリットについても知っておきたいですよね。
ここでは、Qセルズのデメリットをまとめたいと思います。
過去に倒産したことがある
前述でも一度触れましたが、Qセルズは2012年に経営破綻し倒産したことがあります。
この倒産した理由は価格競争で勝てなかったことが原因になっており決算では960億円の赤字を出したそうです。
それにより、現在の保証や経営に関して不安を感じている方も一定数はいることでしょう。
現在、Qセルズはハンファグループという韓国の大企業に買収されており業績は右肩上がりになっています。
低価格で高品質、手厚い保証内容を考えれば過去の倒産はあまり気にする必要はなさそうです。
知名度がまだ日本では低い
Qセルズはまだまだ日本では知名度が低くなっています。
もちろん知名度が低いと信用して良いものか不安になってしまうかもしれませんが、現在Qセルズは国内設置数が8000棟を超えています。
また9拠点も全国にあり、日本での活動も充分にありますので国内メーカーと変わらずサポート体制はバッチリです。
太陽光パネルの種類は少ない
Qセルズの住宅用太陽光発電システムは現地点で4種類になっています。
国内大手のメーカーよりも種類が少ないことがデメリットに感じる方もいるかもしれません。
しかし、種類は少なくても屋根が狭い住宅向けなど需要に見合った太陽光発電システムが開発されているために選択肢が狭くなってしまうわけではなさそうです。
海外メーカーなので撤退する可能性もある
海外メーカーであることから、どのような状況でいつ日本から撤退するかは予測できません。
もしも撤退することになると、保証などのアフターフォローが受けられない可能性もあるので懸念点かもしれません。
しかし現在の導入実績や売上、評判を思えば撤退する可能性は低いと言えるでしょう。
屋根の形状によっては設置ができない場合がある
Qセルズはパッケージ化して生産されているので種類が少なくなっています。
もちろん設置スペースが標準でなければ、対応していないこともあるかもしれません。
しかし、Qセルズは日々製品研究をしているようなので今後も種類が増えてくるのではないかと予想できます。
太陽光発電メーカーのQセルズの評判はどうなの？
気になるのがQセルズの口コミなどの評判ですよね。
詳しく調べてみましたが、現状でトラブルや不具合といった口コミは見当たりませんでした。
ここでは、実際にQセルズの太陽光発電システムを導入した方の評判を見てみましょう。
また公式ホームページにも、口コミが掲載されていますのでご覧ください。
他社よりもコスパが良い
Qセルズはコストパフォーマンスが良い。発電量もトップクラスで悪天候でも効率良く発電できる。
これからもっと人気が出るであろうメーカー
Qセルズは、もとはドイツのメーカーです。だから、技術力が高い。なのにら韓国企業の傘下で価格は安い。これは人気が出る。
サービスが良い
保証も全て無料で機器保証や25年出力保証、15年システム保証、など手厚いサービスが有り難いです。また、悪天候が続いてしまい発電量減った時も保証があるようです。
デザインがシンプルで好き
性能もデザインも良い。シンプルな設計で景観を保ってくれます。また小さい屋根にもつけられるので製品が少なくても人気が出る。
他社と比較しても良い
他社と比較しても設置費用が安い。これから知名度が高まるでしょう。自然災害に関する保証もあり、安心感があります。
雨とはいえ薄曇りだとこの発電量。Qセルズ様々?? #太陽光発電パネル #Qセルズ #高効率 pic.twitter.com/H9I4vUfIXq
— 革榮(かわざかえ) オーダー制作暫く止めます。※リピーター&御紹介除く (@kawazakae) September 5, 2021
お盆の間、ずんやり雨だったんですけど…Qセルズやるじゃん。 pic.twitter.com/iYxrvP9dh5
— さぬきペンギン@高性能住宅マーニア (@NSW23092) August 16, 2021
太陽光発電メーカーのQセルズの保証とは？
太陽光発電メーカーのQセルズは手厚い保証があると評判も高いです。
国内では2011年より太陽光発電システム事業が始まり、9ヶ所の物流拠点、1000社以上の販売店、全国450ヶ所のサービスネットワークも整備されており不具合には迅速なサポート体制なんだとか。
正規販売代理店で購入するなど、いくつか条件はありますがそれでも手厚い保証内容は導入する人にとっては安心感がありますよね。
そんなQセルズの詳しく見てみましょう。
出力保証
出力保証は25年間になっています。
これは、太陽光発電システムの出力性能を保証するもの。
導入した初年度は最大出力の98％が保証され、2年目以降は毎年0.5%の低下を基準に保証されていきます。
他メーカーと比べても保証基準は高くなっているのが分かりますね。
システム保証
システム保証は15年間になっています。
これは、太陽光発電システムの各機器に適用される保証。
架台やパワーコンディショナー、太陽光パネルが対象になっています。
（モニターのみ保証期間が1年です）
上記機器に不具合などがあれば、すぐに修理や交換を無償で受けることができます。
災害補償制度
火災や盗難などで製品に何らかの損害があったときの保証です。
日照補償制度
日照時間不足のときの補償です。
気象庁のデータをもとに判断がされます。
買い替え保証
パワーコンディショナーが対象になる買い替え保証。
これはパワーコンディショナーを買い替えたときに15年間の保証がつきます。
パワーコンディショナーは寿命が10〜15年のために交換頻度が高い機器になっているので有り難い保証なのです。
太陽光発電メーカーのQセルズがおすすめな人
太陽光発電システムの導入を検討している場合、どのような人に向いているのでしょうか。
Qセルズは太陽光発電システムの中でも他社よりも安く、性能が高くなっています。
つまり価格は抑えつつ、性能面はしっかりとしたい方にはおすすめでしょう。
また、
・山や森林で日照りが悪い
・マンションや施設で日陰になる場合
・地域によって曇や雨の多い地域に住んでいる方
などの場合でも、安定した発電量が期待できるのでおすすめです。
太陽光発電メーカーのQセルズの相場は？
太陽光発電メーカーのQセルズはコストパフォーマンスも抜群ということですがら相場はどのくらいなのでしょうか。
メーカー希望小売価格を見てみると
・Q.PEAK DUO-G9は、257,730円
・Q.PEAK DUO-G6は、253,825円
・Q.PEAK DUO MS-G9は、173,195円
・Q.PEAK DUO S-G6は、203,280円
・Q.PEAK DUO XS-G6は、136,345円
程度になっています。
代表的な製品のQ.PEAK-G4.1300を見てみると、相場はおおよそ28万円〜くらいになっています。
前述からも分かるように他社メーカーよりも価格は抑えられているのが特徴。
1kW単位で考えたら22万円台なのでコスト的にもかなり低価格でしょう。
しかし導入費用をもっと抑えたい方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方には、2020年の秋に始まった0円の「ソーラーメイト蓄電使い放題プラン」がおすすめ。
こちらは毎月使う使用料金が定額制で支払うことによって初期費用0円で太陽光発電システムと蓄電システムを利用できるサービスで、
・太陽光発電システムと蓄電システムが0円になる
・太陽光発電システムが0円になるプランもある
・契約期間が終われば製品は無償でもらえる
などといった特徴があります。
ただFIT収入は契約期間中はもらえないこと、契約には条件があることに注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
・太陽光発電メーカーのQセルズとは？
・太陽光発電メーカーのQセルズの特徴
・太陽光発電メーカーのQセルズのメリット
・太陽光発電メーカーのQセルズのデメリット
・太陽光発電メーカーのQセルズの評判はどうなの？
・太陽光発電メーカーのQセルズの保証とは？
・太陽光発電メーカーのQセルズがおすすめな人
・太陽光発電メーカーのQセルズの相場は？
など太陽光発電メーカーのQセルズの特徴や評判を調査についてご紹介させて頂きました。
日本では認知度がまだ低く、評判はあまりありません。
しかし高品質であることや発電効率の良さ、国内設置数が8000棟を超えていますが特に悪い評判を見ないことを踏まえれば悪い製品ではないことが予想できます。
是非、太陽光発電システムに興味があってコスト面や天候で不安点がある場合にはQセルズをご検討ください
リフォーム王国ではお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っております。
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