皆さんは現在の光熱費に満足していますか?
今より節約したい!と悩んでいる方はリンナイが販売するエコワンまたは、パナソニックなどの大手メーカーが販売するエコキュートがオススメです。
エコワンとエコキュートはそれぞれ光熱費を抑えるのに効果があると言われているものの、
・自分の家庭はエコワン、エコキュートのどちらが向いているのか分からない
・エコワンとエコキュートの違いがイマイチ分かっていない
・たくさんのお湯を使うけど、どちらを導入すべきか悩んでいる
・エコワン、エコキュートそれぞれの特徴が知りたい
などなど、様々な疑問や不安を抱くこともあるでしょう。
確かに光熱費を抑えたいと思っていてもエコワンやエコキュートの名前しかしらない場合、それぞれのメリットや特徴、どちらが適しているのか知って自分の家庭に最適な製品を見つけて導入したいですよね。
そこで今回は、
・エコワンとエコキュートのメリット
・エコワンとエコキュートの特徴
・エコワンとエコキュートの違い
・エコワンとエコキュートのどちらの製品が適しているのか
などという情報についてご紹介させて頂きます。
この記事を読めば、エコワンとエコキュートのそれぞれの最低限知っておきたい知識と具体的な違いについて知ることができますよ。
エコワンとは?エコキュートとは?
「エコワン」と「エコキュート」。
光熱費を抑えたいと考えている方は、どちらかの製品にたどり着くことでしょう。
しかし、似たような製品があると「それぞれどんなものなのだろう」と気になりますよね。
そこでまずは、エコワンとエコキュートについて簡単にまとめたいと思います。
エコワンとは?
「エコワン(ECO ONE)」は2010年にリンナイが開発したハイブリッド給湯器のことを言います。
エコワンはエコキュートと同じようにヒートポンプシステムを採用しています。
これは、空気中の熱を集めて吸収し、それを圧縮して移動できるようにする技術のことです。
空気と電気の熱によって水を温めるところまではエコキュートと同じなのですが、お湯として使えるのを70〜90℃ではなく40〜50℃程度を保温しており、お湯を使うときにはガス給湯器によって瞬時に温めて使います。
つまりエコワンは、これまでの都市ガスやプロパンガスなどのガス給湯器に加えて、エコキュートと同じように電気を使って効率良く湯沸かしができるようになったハイブリッド給湯器のこと。
エコワンは最も優れた省エネ効果があることや光熱費の削減効果があるとして注目されています。
ハイブリッド給湯器はエコワンという製品がリンナイで、そしてハイブリッド給湯器としてノーリツから販売されています。
エコキュートとは?
エコキュートの正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」と言い、ヒートポンプ技術によって空気の熱を使ってお湯沸かすシステムのことです。
簡単に言えば電気と空気の熱でお湯を作る電気給湯器の一種です。
これは電気料金の安くなる夜の時間帯でお湯を作ってタンクに貯め、日中にそのお湯を使うシステムです。
エコワンとは違ってガスは一切使いませんので、電気代のみがかかります。
ガスと電気ならば電気代のほうが安くお湯を作れるのでコストパフォーマンスに優れています。
現在エコキュートは、
・パナソニック
・三菱電機
・ダイキン工業
・コロナ
・日立
・東芝
などで販売されています。
ガスを使わず電気でお湯が作れるので省エネ効果もありますが、お湯を使いすぎると湯切れをしてしまうことがあるために注意をしなくてはいけません。
エコワンの特徴
電気とガスでお湯を作るエコワンと、電気のみで夜にお湯を作るエコキュート。
それぞれの特徴をまとめていきます。
エコワンの特徴は、
・ハイブリッド給湯器の代表的存在
・抜群の省エネ性の高さ
・暖房機能も搭載
・急激に給湯が必要な場合も安心
・非常用水として使える
などが挙げられます。
それぞれ見てみましょう。
ハイブリッド給湯器の代表的存在
ハイブリッド給湯器はエコワンが代表的存在です。
2010年にリンナイが初モデルを開発し、ハイブリッド給湯器である「エコワン」が販売されました。
そしてノーリツからハイブリッド給湯器が続いて販売されるようになりました。
抜群の省エネ性の高さ
エコワンは使うときの時間帯に合わせて電気とガスを効率よく使い分けます。
つまり、家庭内のエネルギー消費量を削減することができますので省エネ性の高さは抜群でしょう。
暖房機能も搭載
エコワンは床暖房など家中を暖める機能もあります。
床暖房や温水ルームヒーター、パネルヒーター、浴室暖房乾燥機などが挙げられます。
急激に給湯が必要な場合も安心
エコキュートのようにゆっくりとお湯を沸かしてタンクに貯める効率の良いヒートポンプ技術を使った使用方法が通常ですが、
・大量のお湯が必要になったとき
・瞬時にお湯が沸かしたいとき
・お湯が足りなくなったとき
などは、ガス給湯を活用して瞬時に沸かすこともできます。
エコキュートと違って大量にお湯が必要なときにも困らないのが嬉しいですね。
非常用水として使える
ガス給湯器だと地震があると使えなくなってしまうことがありますよね。
また水道が止まってしまうということもよくあります。
しかしエコワンは耐震設計に優れており、停電してもガスで給湯も可能です。
もしガスが止まったとしても、貯湯タンクから生活水が取り出せるので安心です。
エコキュートの特徴
エコキュートの特徴は、
・夜間電力で光熱費が安くなる
・環境に優しい
・非常用水として使える
・湯切れや熱効率には注意
などが挙げられます。
それぞれ見てみましょう。
夜間電力で光熱費が安くなる
電気料金は昼間より夜のほうが安くなっています。
それを利用して夜間電力でタンクにお湯を作ります。
作られたお湯はお昼間に使うことができますので、光熱費が下がるという特徴があります。
またオール電化と組み合わせれば、光熱費は大幅に下がるでしょう。
環境に優しい
ガス給湯器はガスを使ってお湯を沸かします。
しかしエコキュートは大気の熱を使って電気でお湯を作ります。
ガスを使わないということから二酸化炭素の排出量が削減されますので、環境への負荷も軽減されるのです。
非常用水として使える
地震などで水が止まってしまったとき、エコキュートはタンクのお湯を非常用水として使えます。
湯切れや熱効率には注意
お湯を大量に使う日があると給湯タンクが空になり湯切れを起こしてしまうことがあります。
また気温が下がる冬場は空気の熱を温める熱効率が下がることから、光熱費が高くなってしまう傾向にあります。
エコワンのメリット
「この商品、自分に向いているかも!」と確信を持つためには、やはり商品それぞれのメリットを知ることも大切です。
そこでここでは、エコワンとエコキュートの順にそれぞれのメリットをまとめていきたいと思います。
エコワンのメリットは
・湯切れの心配がない
・ライフスタイルに合わせた使い方ができる
ということが挙げられます。
それぞれ詳しく見てみましょう。
湯切れの心配がない
エコワンの一番のメリットは「湯切れの心配がない」ということ。
エコキュートはお湯を使いすぎるとタンクの湯切れが発生してしまいます。
しかしエコワンはお湯を温めて使うので熱効率も良く、必要なときにゆっくり沸かして使うことができます。
50℃以上で保温していますので電気代もかかりません。
もしもお湯を大量に使うなどして湯切れを起こしてしまっても、ガス給湯器で急速にお湯を沸かすこともできます。
冬場にお湯の使用量が増えても心配する必要がないのは魅力でしょう。
ライフスタイルに合わせた使い方ができる
ハイブリッド給湯器は温水式暖房を使うことができます。
ガスの給湯によって床を温めるなど
・温水ルームヒーター
・床暖房
・パネルヒーター
などガスを使って暖房機能を使うことができます。
エコキュートのメリット
エコキュートのメリットは給湯が電気代のみで光熱費が安くなるということ。
エコキュートはお湯を作るための「光熱費」が安くなることが一番のメリットです。
エコキュートは夜間電力でうまく電気代を抑えることができるので一気に安くなるのです。
また電気でお湯を作ることからガス代もかからなくなります。
エコワンとエコキュートどちらにも共通するメリット
エコワンとエコキュートどちらにも共通するメリットは、
・省エネ性能が高い
・ランニングコストも削減
・災害時にも安心
・地球環境に優しい
・補助金でお得に購入できる
・太陽光発電システムや蓄電池と併用すればより経済的になる
などが挙げられます。
それぞれ詳しく見てみましょう。
省エネ性能が高い
家庭のエネルギー消費量は約65%が給湯と暖房のために使われています。
給湯をエコワンやエコキュートにすればガス給湯器のみで利用するよりも省エネ性能を高めることができます。
ランニングコストも削減
一般的な家庭は都市ガスやプロパンガスを利用されていると思いますが、エコワンやエコキュートにすれば光熱費削減効果も絶大です。
災害時にも安心
もしも地震などによって電気の供給が途切れてしまったとき。
また水道が止まってしまうということもありますよね。
そういったときにエコワンやエコキュートを導入していれば、タンク内のお湯があれば非常用水として取り出すことが可能です。
またエコワンの場合は電気が止まっても、ガスが使える場合はお湯を使うことができます。
地球環境に優しい
エコキュートやエコワンは再生可能な大気中の熱と電気でお湯を作りますから、二酸化炭素の排出量が減ります。
環境へ優しく、地球温暖化防止にも貢献します。
補助金でお得に購入できる
エコワンやエコキュートは自治体から補助金が出ることがあります。
住んでいる自治体により異なりますので、ホームページなどでご確認ください。
太陽光発電システムや蓄電池と併用すればより経済的になる
エコワンやエコキュートはZEH(Net Zeo Energy House)に貢献しています。
太陽光で作った電気をヒートポンプシステムに利用してお湯を作ることができます。
エコワンとエコキュートの違い
ここまでの記事を読めばエコワンとエコキュートの魅力がお分かりかと思いますが、ここまで見ても
・じゃあ何がそれぞれ異なるの?
・エコワンとエコキュートの違いは?
などと疑問がありますよね。
エコワンとエコキュートの違いは
・お湯の作り方
・タンク容量
・温度
・節約
・本体価格
・設置スペース
などに違いがあります。
それぞれ見てみましょう。
お湯の作り方
エコワンは電気給湯器とガス給湯器の両方を兼ね備えています。
一方エコキュートは、電気と空気の熱によってお湯を作ります。
タンク容量
エコワンは70L、100L、160Lとタンク容量が小さいことが特徴です。
一方エコキュートは、370L、460L、550Lと容量が大きくなっています。
エコワンはタンク容量が小さいので不安になってしまいそうですが、貯めているお湯がなくなってもガス給湯器で瞬時に給湯することが可能です。
温度
エコワンは40〜50℃程度のお湯を作り、使うときにガスで温めます。
一方エコキュートは、70〜90℃のお湯を保温して使います。
節約になる
給湯器はガス給湯器や電気給湯器、石油給湯器など様々ありますが従来の電気給湯器よりも40〜50℃の低い温度でお湯を貯めています。
それにより70〜90℃程度で保つエコキュートに比べるとさらに電気代を抑えることができます。
またガス給湯器と比べても50〜60%程度のガス代を節約することができますので光熱費を抑えたい方にはオススメです。
本体価格
エコワンとエコキュートは本体価格が大きく異なります。
エコワンの相場は「40〜75万円程度」。
エコキュートの相場は「20〜45万円程度」となっています。
ガスと電気を併用するハイブリッド給湯器エコワンの方が価格は高くなっているでしょう。
設置スペースがコンパクト
エコワンとエコキュートであれば機器の大きさがエコワンの方が若干コンパクトです。
つまり、設置スペースがなくエコキュートを諦めていた方でもエコワンでは設置できる可能性もあります。
エコワンがエコキュートよりも優れているところ
エコワンがエコキュートよりも優れているところは、
・お湯切れの心配がない
・スマホアプリで遠隔操作ができる
などということが挙げられます。
それぞれ詳しく見てみましょう。
お湯切れの心配がない
エコキュートは、タンク容量が370L・460L・550Lとなっています。
もしも
・冬場に予定よりも多くお湯を使った
・来客などによってお湯をたくさん使った
などということで湯切れをしてしまうと、昼間の電気料金が高い時間帯に再び焚き上げを行わなくてはいけません。
一方でエコワンはタンク容量が50L・100L・160Lと小さくなっていますが、足りない分はガス給湯器で給湯することが可能です。
つまり、エコワンであればタンクの湯切れに頭を悩まさなくて済みます。
スマホアプリで遠隔操作ができる
エコワンはスマートスピーカーに対応しています。
つまり、お湯はりなども一声で操作できます。
スマホアプリではリモート操作ができますから、
・帰宅前に準お湯はりをしておく
・遠隔操作で床暖房を操作しておく
などと、便利な操作ができます。
エコワンがエコキュートよりも劣っているところ
省エネ性能が高く光熱費も抑えられるエコワンですが「本体価格が高い」というところがエコキュートよりも劣っています。
エコワンは今後長い目で見るとお得なのですが、初期費用はエコキュートよりも高いことだけがネック。
また家族人数が少なく、お湯もあまり使わない場合は光熱費があまり変わらないこともありますので注意が必要です。
エコキュートがエコワンよりも優れているところ
エコキュートがエコワンよりも優れているところは「本体価格の安さ」です。
現在ガス給湯器を使っており、光熱費を抑えたいと考えていても初期費用をかけたくない方はエコキュートがオススメ。
またガスを一切使わない電気のみでお湯を沸かしますので、省エネ性能も高いです。
エコキュートがエコワンよりも劣っているところ
エコキュートがエコワンよりも劣っているところは「湯切れ問題」です。
エコキュートの唯一のデメリットとも言えますが、エコキュートはタンク内が湯切れを起こすと、再び電気でお湯を沸かさなくてはいけません。
夜間電力でなく、昼間の電気料金が高い時間帯に再びお湯を沸かすと光熱費が高くなってしまうことがあります。
光熱費はエコワンとエコキュートどちらが安いの?
どちらもガス給湯器と比べると光熱費が抑えられると言われるエコワンとエコキュートですが、どちらの方が安くなるのでしょうか。
リンナイ公式サイトによるエコワン情報を見てみると、エコワンの年間のエネルギー消費量はガスについてはエコジョーズより85%程度少なく、電気はエコキュートよりも45%程度少ないと言われているようです。
ガス給湯器のみに比べると確実に光熱費を抑えることができるでしょう。
もちろんお湯を使う量や家族構成によっても細かな金額は変動しますので、一度見積もりを取ってから考えるのがオススメです。
もしも、
・家族が多くお湯の使用量が多い場合
・電気料金がとても高くて光熱費を抑えたい
という方はエコワンがオススメ。
また、
・お湯の使用量が多い場合
・導入コストは抑えて光熱費を抑えたい
という方はエコキュートがオススメでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
・エコワンとエコキュートについて
・エコワンとエコキュートの特徴
・エコワンとエコキュートのメリット
・エコワンとエコキュートの違い
などの情報についてご紹介させて頂きました。
エコワンは電気とガスを併用したハイブリッド給湯器で、エコキュートのように湯切れが起こる心配がありません。
またエコキュートであっても貯湯タンクの内容量が大きなものもありますので、そのお湯を使い切らなければ問題なく使うことができランニングコストを抑えることもできます。
もし、現在エコワンとエコキュートで悩んでおられる方は今回の記事の特徴やメリット、違いなどを参考にしてみてください。
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