エコキュートの延長保証は入るべき?本当に故障するの?

エコキュートの延長保証は入るべき?本当に故障するの?

エコキュートの購入を考えているとき「メーカーはどこにして、どんな種類のものにするか」「本体価格や工事費用はいくらくらいか」ということを重要視していますよね。

設置前に内容や価格を考えていると、うっかり忘れてしまいがちな「保証制度」。

エコキュートも電化製品ですから、冷蔵庫や洗濯機、クーラーなどと同様にメーカーによる保証があります。

そんな保証制度ですが保証期間を延ばす「延長保証」についても、購入前に知って考えておくことが大切です。

とは言ってもエコキュートの購入が初めての場合、

・延長保証とは何だろうか

・延長保証はいくらぐらいだろう

・保証と延長保証は違うのだろうか

・メーカーごとに延長保証の期間も違うのだろうか

・みんなは延長保証をしているのだろうか

などなど多くの疑問を抱くことでしょう。

 

確かにエコキュートなどの高価な電化製品を初めて購入する場合、価格やメーカーを重要視していると保証のことは後回しになってしまいがちでよく分からないですよね。

 

そこで今回の記事では、

・エコキュートで言うメーカー保証・メーカー保証期間ってなに?

・保証期間はメーカーによって違う

・保証期間で気をつけたいこと

・各メーカーごとの保証期間

・保証期間内でも対象外になることもある

・エコキュートの延長保証とは?

・エコキュートに延長保証をつけるメリット

・エコキュートに延長保証をつけるデメリット

・エコキュートに延長保証はつけるべき?

などという情報についてご紹介させて頂きます。

 

この記事を読めば、エコキュートに延長保証をつけるべきかどうかがよく分かるはずですよ。

 

エコキュートで言うメーカー保証・メーカー保証期間ってなに?

まずエコキュートで言うメーカー保証・メーカー保証期間は、どのような意味があるのでしょうか。

それぞれ見てみましょう。

 

メーカー保証とは?

冷蔵庫やエアコン、洗濯機などの日常で使う家電製品を購入したときに、よく耳にする「メーカー保証」。

これは電化製品を購入したときに、もしも初期不良かあったり使用後の故障があるときのことを踏まえてメーカーによってついている保証のことです。

これはエコキュートも同様で、購入したときに追加料金などなく自動的にメーカーによる保証がつけられます。

メーカー保証は無償でついてくることから、メーカー保証期間内に何らかのトラブルがあった際には保証制度を利用することが可能です。

 

メーカー保証期間とは?

エコキュートなど家電製品を購入すると、前述のようにメーカー保証がついています。

しかし、メーカー保証はいつまでもついているわけではありません。

保証の効く期間を「メーカー保証期間」と呼び、保証期間はメーカーごとに異なります。

これからエコキュートを購入する予定の場合は、保証期間も見ておくのがオススメです。

 

保証期間はメーカーによって違う

エコキュートは、

・パナソニック

・三菱電機

・コロナ

・日立

・ダイキン

・東芝

などのメーカーから販売されています。

保証期間や保証内容はメーカーによって異なり、基本的に保証期間は1~2年程度になっているものが多いです。

それぞれ詳しく見てみましょう。

 

パナソニック

パナソニックの本体の保証期間は1年です。

リモコンも同様に1年ですが、ヒートポンプ(冷媒系統)は3年、貯湯タンク(水漏れ現象)は5年となっています。

 

三菱電機

三菱電機の本体の保証期間は2年です。

リモコンも同様に2年ですが、ヒートポンプ(熱交換器とコンプレッサー)は3年、貯湯タンク(缶体)は5年となっています。

 

コロナ

コロナの本体の保証期間は2年です。

ヒートポンプ(熱交換器とコンプレッサー)は3年、貯湯タンク(缶体)は5年となっています。

 

日立

日立の本体の保証期間は1年です。

リモコンも同様に1年ですが、ヒートポンプ(冷媒回路)は3年、貯湯タンク(缶体)は5年となっています。

 

ダイキン

ダイキンの本体の保証期間は1年です。

リモコンも同様に1年ですが、ヒートポンプ(冷媒系統)は3年、貯湯タンク(缶体と水漏れ現象)は5年となっています。

 

東芝

東芝の本体の保証期間は5年です。

リモコンも同様に5年、ヒートポンプ(消耗部品は2年)も5年、貯湯タンク(消耗部品は2年)も5年となっています。

 

保証期間で気をつけたいこと

エコキュートは無償でメーカー保証がつくことから「安心!」と思ってしまいがちですが、気をつけたいこともあります。

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では、どういったことが挙げられるのでしょうか。

それぞれ見てみましょう。

 

部品により保証期間が異なる

前述のようにエコキュートにはメーカー保証がついていますが、本体とリモコン、ヒートポンプ、貯湯タンクによって同じメーカーであっても保証期間が異なることがありますので注意しましょう。

 

消耗費は保証対象外

エコキュートは使っていくうちに消耗してしまう部品があります。

例えばフィルターや電池。

こういったものは購入者が交換することが可能ですから、保証対象にはなりません。

しかし、自分で交換の難しい逃し弁や減圧弁は保証対象になるメーカーがほとんどです。

 

保証期間を重視するならば、東芝か日立のエコキュートがオススメ

エコキュートと言えばパナソニック商品がシェア率No.1です。

しかし、無償のメーカー保証期間を重視したいのであれば東芝または日立のエコキュートがオススメ。

東芝のエコキュートは本体、リモコン、ヒートポンプ、貯湯タンクのいずれの保証期間も5年になっています。

消耗部品については、2年ですが他メーカーよりも保証期間が長いことが特徴です。

また日立は他メーカーと保証期間はあまり変わらないのですが、エコキュート商品である「ナイヤガラタフネス」は全て無償で5年のメーカー保証になっています。

もしも保証期間を重視するならば、東芝か日立のエコキュートを検討してみてください。

 

メーカー保証期間内でも対象外になることもある

エコキュートの故障やトラブル。

故障やトラブルによって、お湯が使えなくなると困りますよね…。

そんなときに購入からさほど期間が経っていないと、メーカーの保証期間なので無償で修理や交換をしてくれるので安心できると思います。

しかし、とんでもない落とし穴があることも。

今からご紹介するような場合、エコキュートのメーカー保証期間内であっても保証の対象外になってしまう可能性が高いので注意しましょう。

 

自然災害の場合

エコキュートが故障する原因の1つでもある自然災害。

落雷や地震、火災や水害、津波、噴火、地盤沈下、風害、地盤変動などでエコキュートが稼働しなくなってしまうことがあります。

そういったときは、残念ながらメーカー保証の適用にならないことがほとんどです。

他にも落雷や破裂、爆発、火災、物が落下したことによる衝突、偶然かつ外来の事由も対象外になることがあります。

 

備品として搭載した場合

車両や船舶において備品としていた場合の故障は対象外になります。

 

業務使用の場合

エコキュートを業務用として使っている場合。

一般的な家庭の使用用途から外れていると判断される場合には、メーカー保証対象外となる可能性があります。

また使い方を誤ったり、純正部品以外のものを使う場合も対象外になります。(改造なども同様)

 

その他

その他にも、エコキュートの経年劣化の場合や取り付け工事が原因による故障などもメーカー保証の対象外となることがほとんどです。

 

このような場合はメーカー保証期間であっても対象外になることがあります。

もちろんメーカーにより保証内容は異なりますので公式ホームページなどで、確認しておきましょう。

 

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もしも、保証の対象外なのに修理依頼をすると高額な修理費が発生することもありますので、保証内容を確認して対象かどうかを知ってから依頼するようにしてくだい。

 

エコキュートの延長保証とは?

エコキュートには、延長保証という制度があります。

名前の通り、保証期間を延長させるというものです。

延長保証は有償となり、保証期間を延ばすほど料金は高くなる傾向にあります。

また延長保証は最長で10年になっており、無償のメーカー保証期間を含めての保証期間となります。

こちらもメーカーごとに延長保証の内容や料金、注意点が異なりますので、詳しく見てみましょう。

 

パナソニック

パナソニックは商品によりますが1年のメーカー保証がついているものがほとんど。

延長保証の場合は有償で「長期安心修理サービス」を利用することになります。(設置場所によっては加入不可となる場合もあります)

これは、5年の延長保証で税込10,476円、8年の延長保証で税込23,333円、10年の延長保証で税込27,000円となります。

また、延長保証はエコキュート設置から10ヶ月以内に申し込みが必要になりますので設置後に検討すると良いでしょう。

また保証内容や分からない事項は以下にお問い合わせください。

電話番号:0120-88-1081

受付時間:365日24時間

 

三菱電機

三菱電機は2年のメーカー保証がついていますが、延長保証の場合は有償で「スマート電化延長保証制度」を利用することになります。

これは、5年の延長保証で税込11,880円、8年の延長保証で税込25,562円、10年の延長保証で税込31,220円となります。

延長保証に有償で入っておけば、トラブル時の修理回数や出張費は無制限ですが、エコキュート本体価格よりも高い修理費がかかると保証対象外になることに注意が必要です。

また、延長保証はエコキュート設置から3ヶ月以内に申し込みが必要になりますので設置後に検討すると良いでしょう。

また保証内容や分からない事項は以下にお問い合わせください。

電話番号:0120-878-365

受付時間:365日9:00~20:00

 

コロナ

コロナは、延長保証期間が5年のタイプだと税込11,880円、8年の場合は税込25,520円、10年のタイプだと税込31,130円となっています。

延長保証に有償で入っておけば、トラブル時の修理回数は無制限ですが、10年保証の延長保証に申し込む場合は現在製造中の製品のみに適用されます。

もしも製造中ではない製品だも10年の延長保証には入れないこともありますので気をつけましょう。

また、延長保証はエコキュート設置から6ヶ月以内に申し込みが必要になりますので設置後に検討してみてください。

また保証内容や分からない事項は以下にお問い合わせください。

電話番号:0120-919-302

受付時間:365日24時間

 

日立

日立のエコキュートは延長保証期間が7年のタイプだと税込23,000円、10年の場合は税込31,300円となっています。

また最初から無償で5年の保証のあるナイヤガラタフネスにおいては、10年の場合は税込22,000円です。

延長保証に有償で入っておけば、トラブル時の修理回数は無制限ですが、エコキュート本体価格よりも高い修理費がかかると保証対象外になることに注意が必要です。

また、延長保証はエコキュート設置から3ヶ月以内に申し込みが必要になりますので設置後に検討すると良いでしょう。

また保証内容や分からない事項は以下にお問い合わせください。

電話番号:0120-649-020

受付時間:365日24時間

リフォーム王国

 

ダイキン

ダイキンは、延長保証の場合は有償で「ダイキン延長保証サービス」を利用することになります。

こちらは10年間の延長保証があり、税込28,000円となっています。

延長保証に有償で入っておけば、トラブル時の修理回数や出張費、保証限度額が無制限なので、安心して利用することができそうです。

しかし、特殊な水(井戸水や地下水)などを利用したエコキュートの場合は対象外になることもあるので事前に把握しておくことが大切。

延長保証はエコキュート設置から6ヶ月以内に申し込みが必要になりますので設置後に検討すると良いでしょう。

また保証内容や分からない事項は以下にお問い合わせください。

電話番号:0120-88-1081

受付時間:365日24時間

 

東芝

東芝のエコキュートは延長保証期間が8年のタイプだと税込17,000円、10年の場合は税込24,000円となっています。

基本的にトラブル時の修理回数や出張費は無制限なのですが、銀イオン発生ユニットのあるエコキュートは延長保証期間でも有料になることもあるので注意しましょう。

延長保証はエコキュート設置から2ヶ月以内に申し込みが必要になりますので設置後に早めに検討しなくてはいけません。

また保証内容や分からない事項は以下にお問い合わせください。

電話番号:0120-1048-19

受付時間:365日24時間

 

エコキュートに延長保証をつけるメリット

メーカー保証だけでは期間が短いので、不安に思われる方は延長保証に加入されますよね。

では、エコキュートに延長保証をつけるメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

 

延長保証をつけるメリットは、

・修理費用がかからなくなる(抑えられる)

・メーカーによっては無制限に部品交換や修理ができる

・出張費がかからない

などということが挙げられます。

 

エコキュートは寿命が約10〜15年程度です。

もちろん、長く使っているとメンテナンス不足による故障や劣化などとで10年経過していなくても「故障してしまう」ということもあり得ます。

 

そんなときにメーカー保証期間が終わっていると、部品交換費用や修理費、技術費、出張費などで「3万円以上かかってしまった」ということもザラにあるのです。

またヒートポンプユニットの故障だと10万円を超えることもあります。

その金額を思えば最初に有償の延長保証に入っておく方が良いですよね。

 

もしも延長保証に入っていないと大きな出費になってしまいますから、もしものときを想定して延長保証へ入っておきましょう。

 

有償の延長保証に入っておけば、故障などのトラブルがあってもいつでも気軽に依頼して訪問してもらうことができますよ。

 

ただしメーカーにより部品の保証にならないこともありますので、きちんと保証内容は把握しておいてくださいね。

 

エコキュートに延長保証をつけるデメリット

エコキュートが故障してしまったときに入っておくと便利な延長保証制度ですが、デメリットもあります。

 

エコキュートの延長保証に入る唯一のデメリットは「有償」だということ。

延長保証制度はメーカーによって期間が異なるものの、全てのメーカーが有償になっています。

 

エコキュートを購入してある程度の出費があったにも関わらず、延長保証制度にまた料金が必要になることはネックになってしまうかもしれません。

 

しかし、もしもエコキュートが動かなくなってしまったり一部が故障してしまうなどのトラブルに見舞われることがあると「入っていて良かった」と思えるはずです。

 

エコキュートは寿命が長いので、もしもを考えると2.3年のメーカー保証よりは延長保証に入っておく方が安心できるでしょう。

 

エコキュートに延長保証はつけるべき?

エコキュートに延長保証はつけるべきなのでしょうか。

エコキュートは毎日の生活に欠かせない家電製品ですから、10年保証の延長保証へ加入することがオススメ。

またエコキュートは他の家電製品と異なり、基本的に屋外に設置されていることから常に故障のリスクを抱えています。

 

もしもメンテナンスを常に自分でできる方やすぐに買い替えを予定されている場合は延長保証に入らずメーカー保証のみで良いかもしれせません。

しかしエコキュートは劣化などによって年々故障のリスクも出てきますから「もしも」のためには10年の延長保証に加入しておきましょう。

もしも延長保証に入る場合には、

・出張費や修理費の限度額

・対象にならない製品

など、保証内容をしっかり確認しておくようにしておきましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・エコキュートで言うメーカー保証・メーカー保証期間ってなに?

・保証期間はメーカーによって違う

・保証期間で気をつけたいこと

・各メーカーごとの保証期間

・保証期間内でも対象外になることもある

・エコキュートの延長保証とは?

・エコキュートに延長保証をつけるメリット

・エコキュートに延長保証をつけるデメリット

・エコキュートに延長保証はつけるべき?

などという情報についてご紹介させて頂きました。

エコキュートは購入時に無償でメーカー保証がつきますが、それより長い期間(最長10年)の延長保証を有償でつけることも可能です。

メーカーごとに保証内容は異なりますので、今後どの程度エコキュートを使う予定かを考えて加入するかどうかご判断くださいね。

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