エコキュートから水漏れが起こった際の対処法

毎日エコキュートを使っていると、生活には欠かせない存在になりますよね。

エコキュートを導入されている皆さんは現在、その製品を何年使い続けていますか？

エコキュートは長く使い続けていると、知らないうちに「いつの間にか壊れていた」というトラブルを経験したこともあるかもしれません。

または導入したところなのに、何らかの原因で水漏れが起こってしまうこともあるものです。

エコキュートから水漏れなどのトラブルがあると、

・エコキュートから水漏れトラブルの原因が知りたい

・エコキュートの水漏れトラブルの対処法はあるのか

・どうすればエコキュートが長持ちするのだろうか

などなど、様々な疑問や不安を抱くこともあるでしょう。

確かにエコキュートの耐久年数が過ぎてしまった場合や、使っていてトラブルに遭遇した場合、水漏れの症状や原因、対処方法を知っておきたいですよね。

そこで今回は、

・エコキュートが水漏れがしているときの症状

・エコキュートから水漏れする原因

・エコキュートの水漏れトラブルは放置するとどうなる？

・エコキュートの水漏れトラブルの対処法

・エコキュートの水漏れトラブルは早めに対処しよう

などといった情報についてご紹介させて頂きます。

この記事を読めば、エコキュートの水漏れの症状や原因、対処法を知ることができますよ。

エコキュートが水漏れしているときの症状

エコキュートを使っていて「何だかいつもと違うな？」ということがあれば、それは水漏れがしているときのサインかもしれません。

まずは、エコキュートが水漏れがしているときの症状を見てみましょう。

「お湯がなくなりました」という表示が出る

エコキュートのリモコンに「お湯がなくなりました」などといったエラーコードの表示案内が頻繁に出る場合は、水漏れのトラブルが起こっている可能性があります。

エラーコードは給湯器またはエコキュートに何らかの故障や不具合があるとリモコンに数字が表示されるものです。

もしも水漏れを起こしていると通常よりも水を多く使ってしまうために、お湯が不足しているエラーコードが表示されます。

もちろん、来客などでいつもよりお湯を多く使った場合にエラーコードが表示されるのであれば本当にお湯がなくなっただけかもしれませんが、いつも通りに使っており心当たりがないのに「お湯がなくなりました」と頻繁に表示されるのであれば水漏れをしている可能性が高いです。

またエコキュートは夜間にお湯を沸かして翌日に使うのですが、使いだしてすぐなくなるはずがないのにエラーコードが表示されてしまう場合も何らかの不具合が起きているのかもしれません。

もしも

・お湯を全く使っていないのにエラーコードが表示される

・いつも通りに使っただけなのにエラーコードが表示される

・まだ使いだしたところなのに早い時間帯で既にエラーコードが表示される

などということがあれば、水漏れをしている可能性が高いでしょう。

お湯が出なくなったり水が出るようになる

エコキュートを使っている場合、通常は蛇口をひねるとはじめにお水が少し出ます。

その後にお湯になって使うことができるならば問題ありません。

エコキュートで沸かしたお湯は水道水と混ざってちょうど良い温度で蛇口から出る仕組みになっています。

前述の通りすぐにお湯が出るのであれば問題ありませんが、

・お湯になったあとに再び水に戻る

・お湯が全然出ない

など給湯の水温が不安定な状態になっている場合は、エコキュートが水漏れを起こしている可能性が高いです。

これはお湯の配管の途中で水漏れを起こしていることによって、お湯が流出してしまうことでお湯が出なくなったり、水になってしまうのかもしれません。

お湯が出なくなったり水が出るようになる場合は、水漏れではなく温度センサーの故障などが原因である場合も考えられますから、一度点検に来てもらう方が良いでしょう。

残湯メモリが増えない

エコキュートを使っているとリモコンには残湯メモリが表示されるメーカーもあります。

もしも前日の夜にお湯を沸かしたにも関わらず、残湯表示が増えていない場合はどこかで水漏れを起こしている可能性があります。

水道代と電気代が急に高くなる

エコキュートの水漏れが目視できない厄介な場合は、日常生活ではなかなか気が付かないこともあります。

そして翌月に電気代や水道代の請求のハガキを見て飛び跳ねるような金額になっており、ようやくエコキュートの水漏れに気がつく…ということもあるものです。

エコキュート本体または配管から水漏れが起こっている場合は、

・水を使っていないのに水道メーターが回っている

・水を使っていると必要以上に水道メーターが回っている

などということで確認することができます。

また水漏れが原因で水道メーターが回ると、水が少ないのに電力も使うことから電気代も高くなります。

もしも電気代や水道代が急に高くなった場合には、エコキュートの水漏れを疑いましょう。

エコキュートから水漏れがする原因

エコキュートから水漏れがする原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。

もしも現在エコキュートに不具合を感じている場合は、以下のいずれかに当てはまっていないかを今一度確認してみてください。

エコキュートの寿命だから

エコキュートは2001年に国内で初めて発売され、家電製品の中でもまだ歴史の浅く20年程度しかありません。

つまりエコキュートの耐久年数に関してはまだハッキリとは分かっていません。

しかしこれまでの調査でエコキュートの平均的な耐久年数は10〜15年程度と言われています。

使用していくうちにゴム製パッキンがひび割れし破損してしまったり、内部の劣化を引き起こしやすく、使用頻度や環境によっては10年未満でも水漏れを起こしてしまうこともあれば、使い方によっては15年を経過しても問題なく使い続けられると場合もあります。

エコキュートを長期間使っていなかったから

単身赴任や長期旅行などによって、エコキュートを長期間使わず放置しておくと原因で水漏れを起こしてしまう可能性があります。

これは、久しぶりにエコキュートを稼働したときにヒートポンプを作動するときに内部の水を減圧して水量を調整しているので貯湯タンクの水抜き栓から水漏れが起きてしまうことが原因です。

そのままお湯が今まで通りに使える水抜き栓が原因の水漏れであれば今後は問題ありませんが、放置期間が長いと劣化してしまいパッキンや接合部が壊れることによって起こる水漏れの可能性も考えられます。

もしも、

・お湯になかなかならない

・水漏れがひどくなっている

などという場合は、修理または復旧作業をしなくてはいけませんので専門業者に点検依頼をしましょう。

また再び長期間エコキュートを使わないようなことがある場合は水漏れを防ぐためにも、貯湯タンクの水抜きをしてから外出するようにしてくださいね。

エコキュートの配管が損傷したから

配管は紫外線や外気などによって徐々に劣化していきます。

もちろん購入当初には保温材や遮光テープが巻かれているのですが、そちらも年々剥がれていってしまい配管の損傷を早めてしまうこともあります。

配管が損傷または破裂を起こしてしまうとそこから水漏れを引き起こします。

また寒い地域に住んでいる方は、配管が凍結することによって破裂を起こし水漏れを発生させてしまっていることもあります。

もしも保温材や遮光テープを巻いてあっても凍結してしまった場合には、配管を布で覆ってぬるめのお湯を少しずつかけることが有効です。

凍結を解消するために熱湯をかけてしまうなどは劣化を早めてしまいますので気をつけてくださいね。

エコキュートのメンテナンスを怠ったから

エコキュートは自身で適切なお手入れすることで寿命を伸ばすことが可能です。

例えば配管やフィルターの清掃や貯湯タンクの定期的な排水です。

フィルターについては放置していると目詰まりしてしまうので、取り外して掃除しましょう。

貯湯タンクには不純物がいつの間にか沈殿しており、少しずつ配下の詰まりを発生させます。

そういったことがないよにするためにも定期的に排水をしておけば水漏れの原因を防ぐことができますので年に数回はチェックするようにしてください。

購入したメーカーのホームページや取扱説明書にエコキュートのお手入れ方法が記載されていることもありますので、なるべくメンテナンスをして水漏れを防ぐようにしてくださいね。

エコキュートの設置場所を移動させたから

エコキュートを使っていると

・設置場所をスッキリした見た目にするため

・設置場所付近を掃除するため

・エコキュートの稼働音が気になるため

などといった理由で、自分の手で設置場所からエコキュートを移動させてしまうことがあるかもしれません。

しかし基本的にエコキュートは設置後に自分で移動させることは故障や水漏れの原因になってしまいます。

少しの距離だけだからとエコキュートを自分で動かしてしまうと、ヒートポンプユニットとタンクユニットを繋いでいるホースが外れてしまったり、配管が歪む、接続部分に隙間ができてしまうなどといったトラブルが発生してしまうことがあります。

移動してすぐは問題なかったとしても、後々水漏れを引き起こすこともあるためもしもエコキュートを移動させる場合には専門業者に依頼しなくてはいけません。

エコキュートの水漏れトラブルは放置するとどうなる？

エコキュートの水漏れトラブルは放置しておいても平気な水漏れとすぐに対処が必要な水漏れがあります。

もしも対処が必要な水漏れを放置していると、より大きなトラブルになりかねません。

放置しておいても問題ない場合

エコキュートの水漏れは放置しても問題ない場合もあります。

例えば前述でもご紹介しましたが、長期間の外出でエコキュートを使わなかった場合の水漏れ。

こちらは再稼働することによって減圧で水抜き栓から水漏れが起こっています。

この場合は一度水漏れのような状態が起こるだけで、それ以降は通常通り使い続けることができるので問題ありません。

また他にもヒートポンプユニットから水漏れしているようなことがあるかもしれませんが、空気熱交換器の温度と空気による結露の水滴である場合や貯湯ユニットがお湯を排水することによって水滴が出ていることもあります。

こういった場合で、目視で配管に亀裂がなく水漏れを起こしておらず、お湯の温度も安定している場合は問題ないでしょう。

放置するといけない場合

エコキュート本体や配管から水漏れをしている場合は、対処が必要なケースが多いです。

特にエラーコードが表示される場合や水温が不安定な場合、お湯の減りが早いときは早めに対処が必要です。

例えば貯湯タンクユニットやポンプユニットからポタポタと水漏れをしているときには内部部品が劣化してしまい、何らかの損傷がある場合があります。

他にも配管周りの水漏れも配管トラブルの可能性が高いです。

「水漏れはしているけど、湯沸かしが使えるから…」と、そのまま放置して使い続けてしまうと

・電気代や水道代が極端に高くなる

・内部基盤に水がかかりショートしてしまう

などといったリスクもあるため、早めに修理をしなくてはいけません。

エコキュートの水漏れトラブルの対処法

エコキュートの水漏れトラブルの対処法は以下の通りです。

応急処置を行う

エコキュートの水漏れが分かったら、使用を中断しなくては故障の深刻化が考えられます。

まずは応急処置としてリモコンの電源を切り、本体内部のブレーカーを落とすまたはコンセントを抜きましょう。

そして、メーターの近くにある止水栓を締めることができれば、給湯器に水が入り込むことを阻止できます。

止水栓が締められれば水漏れは防げますので、まずは取扱説明書で止水栓の場所をチェックして止めます。

止水栓を締めるとトイレや飲用水として水が使えませんから、そのまま専門業者へ依頼しましょう。

専門業者へ修理の依頼をする

水漏れは自分では対処ができませんから、専門業者へ依頼しなくてはいけません。

エコキュートを購入したメーカーなどといった専門業者へ依頼し、修理をしてもらいましょう。

水漏れは早急に対処しなくてはエコキュートに負荷がかかるので、放置していると修理場所が増えてしまうこともあります。

極力修理を最小限にするためにも、早めに問い合わせるようにしてくださいね。

エコキュートの水漏れトラブルは早めに対処しよう

エコキュートは水漏れトラブルがあると、放置していると水道代や電気代が高くなってしまうことがあります。

また水漏れで電気系統がショートしてしまうとより修理代がかかってしまうことも…。

そういったことを踏まえれば、故障が深刻化してしまう前に早めの対処が必要です。

もしも寿命を迎えている場合は新たな製品を検討するまたは、専門業者に相談して点検、修理をしてもらうことが大切です。

大丈夫かどうか分からないまま放置しているよりは、プロに相談して解決できる方が毎日安心して使うことができますよね。

リフォーム王国ではお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っております。

もっと詳しく製品のことを知りたい！などご不明な点があればお気軽にお問合せください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、

・エコキュートが水漏れがしているときの症状

・エコキュートから水漏れする原因

・エコキュートの水漏れトラブルは放置するとどうなる？

・エコキュートの水漏れトラブルの対処法

・エコキュートの水漏れトラブルは早めに対処しよう

などの情報についてご紹介させて頂きました。

エコキュートの水漏れは水温が安定しなくなったりエラーコードが表示されるなどといった症状が出て、そのままにしていると電気代や水道代が高くなってしまうこともあります。

減圧による水漏れであればそのままでも使い続けることができますが、水漏れが続く場合や水温が不安定な場合は放置せずに早めに対処をしなくてはいけません。

もしも、これからお持ちのエコキュートが寿命を迎える場合や現在エコキュートに問題がある場合は専門業者への相談を考えてくださいね。

リフォーム王国ではお客様目線を第一に商品選定から施工までを行っております。

もっと詳しく製品のことを知りたい！などご不明な点があればお気軽にお問合せください。