エコキュートの寿命と買い替えのタイミング
経済的にエコな電気給湯器のエコキュートの寿命は10年~20年程度と言われています。
不具合や故障が頻繁に起こり始めたら買い替え時のサイン。
急にエコキュートが利用できなくなってしまうとお風呂に入れず家族で大変な思いをしてしまう恐れがあるので、そうなる前に早めに手を打っておく必要があります。
しかしエコキュートを選ぶにもたくさんのメーカーや品番の中からどれを選んだらいいかわからないものですよね。。
そこでエコキュートを選ぶ際に注意しておくべきポイントを徹底解説致しますので、エコキュート買い替えの際には是非参考にしてみてください!
エコキュートを選ぶポイントは7つ!
まずは大きく分けてエコキュートを選ぶポイントは7つです。
一つ一つは細かく解説しますが、まずはこれらをしっかりと押さえてください。
- 給湯タイプ
- タンク容量
- 角型 or 薄型
- 高圧タイプ or 非高圧タイプ
- 寒冷地 or 一般地
- 塩害仕様 or 標準
- 多機能タイプ or 非多機能タイプ
それでは各項目について詳しく解説していきます。
給湯タイプの違いについて
給湯タイプは大きく分けて「給湯専用タイプ」「オートタイプ 」「フルオートタイプ 」の3つがあります。
基本的にエコキュートを交換する場合は現在設置されている給湯タイプと同じ給湯タイプのエコキュートへ交換することになりますので、現在設置されているエコキュートの給湯タイプを理解する必要があります。
「給湯専用タイプからフルオートタイプ」や「オートタイプ からフルオートタイプ」など給湯タイプを変更してエコキュート交換することも可能ですが、工事の際に追加工事及び追加部材が必要になるので工事金額が上がってしまいます。(浴槽アダプタなど)
給湯専用タイプからオートタイプやフルオートタイプに変更する場合は浴槽にアダプタ用の穴開け作業や追い焚き配管の新設などの工事が必要となり、浴槽や壁面の素材によっては工事が不可となってしまう恐れもありますので、工事を依頼する業者にしっかりと確認する必要があります。
現在設置されているエコキュートと新しく設置するエコキュートが同じ給湯タイプであれば追加工事が必要となるケースは少ないので、特別な理由がない場合は現在設置されているエコキュートと同じ給湯タイプを選ぶようにしましょう。
タンク容量の違いについて
エコキュートはガス給湯器とは違い、タンクのお湯がなくなってしまうと湯切れが起こりその日はお湯を使えなくなってしまうという事態が発生する恐れがあります。
もし誤ったタンク容量のエコキュートを選んでしまった場合、頻繁に湯切れが発生してしまうので注意が必要です。
180リットル:1~4人用
370リットル:3~5人用
460リットル:4~7人用
550リットル:5~7人用
タンクの容量は利用する人数(家族構成)を基準に選んでください。
注意すべき点は、エコキュートは基本的に10年~20年程度利用するものになるので、その間に家族構成の変化などが予想される場合はそれを加味して新しく購入するエコキュートの容量を決めることをオススメします。
角型と薄型の違い
エコキュートのタンク形状として大きく分けて【角型】と【薄型】に分けられます。
タンク容量はそれぞれ370リットルや460リットルなどのバリエーションがあり性能は同じなので、角型と薄型の違いは単純にタンクの形状が変わるということになります。
それでは何故タンクの形状に違いがあるのでしょうか?
それは、エコキュートを設置するお住まいが狭小地の場合、ベランダに設置する際は角型タンクの場合設置ができなかったり通路を塞いでしまう恐れがあるからです。
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上の写真のような設置場所で角型タンクを設置すると、通路を完全に塞いでしまうこととなります。
写真のように薄型タンクを設置することで人が通れるスペースができます。
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この写真のようなスペースに余裕がある設置場所の場合は角型タンクのエコキュートで問題ありません。
高圧タイプと非高圧タイプの違い
続いてエコキュートには高圧タイプと非高圧タイプがありますが、こちらの違いについて説明します。
ちなみに各メーカーのカタログには、高圧タイプではなくパワフル高圧と表記されていたりハイパワー給湯と表記されていたりします。
一般的に最高仕様圧力が200kPa程度のエコキュートが非高圧タイプで、最高仕様圧力が500kPa程度のエコキュートが高圧タイプと呼ばれ、高圧タイプのエコキュートは非高圧タイプに比べて少し値段が高くなります。
高圧タイプのメリットとしては2カ所同時給湯、2階or3階での給湯の際に水圧がほとんど変わらず通常通りシャワーや湯張りができる点です。
逆に非高圧タイプで2カ所同時給湯、2階or3階での給湯を行ってしまうと、水圧が極端に低くなってしまい利便性が悪くなってしまいます。
2カ所同時給湯はそれほど頻度が高くないので我慢できる範囲ではあるかもしれませんが、2階or3階にお風呂がある住宅の場合は必ず高圧タイプのエコキュート を設置することをオススメします。2階or3階にお風呂がある住宅で非高圧タイプのエコキュートを選んでしまうとシャワーや湯張り時の水圧が弱くとても不便です。
一般地向けと寒冷地向けの違い
エコキュートには設置するエリアによって選ぶべきタイプがあり、商品選びで注意すべきポイントの一つが一般地向けと寒冷地向けの違いです。
名前である程度予想が付くかもしれませんが、寒冷地向けは北海道や東北地方などの寒冷地で設置すべきエコキュートになります。
一般地向けと寒冷地向けのエコキュートに違いがある理由は、冬場に配管が凍結をしてしまう恐れがあるためです。
寒冷地向けのエコキュートには冬場に配管等が凍結してしまわないように、凍結防止運転(ヒーター内蔵)などの対応がされており、凍結してしまうリスクを大きく下げる仕様となっています。
寒冷地向けのエコキュートを設置するエリアの目安としては、最低気温がマイナス10℃を下回る地域(北海道・青森・岩手など)であれば寒冷地向けのエコキュートを選ぶことを検討しましょう。
もし仮に配管が凍結してしまった場合は極寒の中でお湯を使えないという最悪の事態に陥ってしまう恐れがあります。
耐塩害仕様について
寒冷地向けの他にエコキュートの設置エリアによって注意しなければいけない点があります。臨海地域の場合は耐塩害仕様のエコキュートを選ばないといけません。
目安として、海からの距離が1キロメートル以内にエコキュートを設置する場合は耐塩害仕様のエコキュートを選ぶことをオススメします。
なぜ海からの距離が近いと耐塩害仕様のエコキュートを選ばないといけないかというと、エコキュートは基本的に屋外に設置するものであり、潮風が当たるところに設置した場合は金属部分に錆が発生してしまう為です。耐塩害仕様のエコキュートには防錆効果のコーティングをしているので、錆の発生を抑える効果があります。
しかし、海からの距離が500メートル以内の場所にエコキュートを設置する場合は耐塩害仕様でも対応ができない場合があります。その場合はさらに強力な耐塩害効果を持つ重塩害仕様のエコキュートを用意しているメーカーもありますので、そのような状況の際はメーカーや販売店に確認を取るようにしましょう。
また補足として、沖縄県などの南国でエコキュートを設置する場合は、ヤモリが室外機に侵入して故障する被害が多いです。そのためヤモリ対策仕様のエコキュートを用意しているメーカーもありますので、こちらもエコキュートを選ぶ際にメーカーや販売店に確認されることをオススメします。
多機能タイプと非多機能タイプとの違い
最後に多機能タイプと非多機能タイプのエコキュートの違いについて解説します。
ほとんどのエコキュートは非多機能タイプであるのですが、エコキュートに床暖房や浴室暖房乾燥機などを接続させる場合は多機能タイプのエコキュートを選ぶ必要があります。
通常エコキュートは給湯機能として利用されることがほとんどですが、多機能タイプのエコキュートにすることで温水式の床暖房や浴室暖房乾燥機をセットに利用することができます。
多機能タイプのエコキュートを販売しているメーカーは限られている為、購入を検討される際はメーカーまでよく調べて問い合わせることをオススメします。
Panasonicやコロナなどでは多機能タイプのエコキュートを製造しています。
安くエコキュートの工事を済ませる方法
エコキュートの最低限必要な機能がわかったら、あとはその中でどれを選べば安く工事ができるのでしょうか。
まずエコキュートからエコキュートへ交換する場合は、給湯タイプ
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